ChatGPTのカスタム指示で小説を安定させる方法
ChatGPTのカスタム指示で小説を書いていると、最初は気持ちよく進むのに、長編になるほどキャラクター設定や口調がブレて困ることがありますよね。ここ、めちゃくちゃ気になりますよね。あなたの違和感は正常で、これは「才能」より「仕組み」で改善できます。
この記事では、カスタム指示の文字数制限を踏まえつつ、プロンプトとテンプレの使い分け、設定ファイルと要約の運用、メモリやProjectsの活かし方、GPTsでの編集者化まで、設定が反映されないストレスを減らしながら小説を安定させる手順をまとめます。
無料版とPlusでできることの差や、どこまで任せてよいかの線引きも整理します。料金や機能は変わることがあるので、最終的には公式サイトも確認しながら、あなたの執筆スタイルに合う形に落とし込みましょう。
- カスタム指示で固定すべき項目と優先順位
- キャラと世界観を崩さない設定ファイルの作り方
- 各話プロンプトと要約テンプレで長編を回す方法
- メモリ・Projects・GPTsを小説向けに使うコツ
ChatGPTのカスタム指示で小説を書くには

このパートでは、まず「ブレの原因」を前提から整理し、ChatGPTのカスタム指示を小説向けに設計する方法を固めます。ポイントは、細かい設定を詰め込むのではなく、毎回守ってほしい型を短く明確に固定し、物語固有の情報は別管理に回すことです。
長編の小説づくりって、プロットや情景だけじゃなくて、継続運用の設計がほぼ勝負なんですよ。ここを整えると、iPhoneでも十分に回せるようになります。
キャラ設定の書き方
キャラクター設定で一番やりがちなのが、「濃い設定を全部カスタム指示に入れる」ことです。気持ちはめちゃくちゃわかります。だって、ブレるのが嫌だから固定したくなるんですよね。
ただ、カスタム指示は万能な設定置き場ではありません。小説の安定に効くのは、人物の細部よりも出力が揺れないためのルール化です。つまり、キャラの“中身”を入れる前に、文章がブレない“型”を入れるのが先です。
まず固定するのは「人物の属性」より「文章の挙動」
私が最初に固定するのは、キャラの属性(年齢や役職)ではなく、文章の振る舞いです。たとえば「一人称」「語尾」「会話文の癖」「地の文の温度感」「描写の優先順位」など、執筆の骨格に関わる部分ですね。ここが揺れると、同じ人物でも読者から見ると別人になります。
逆に言うと、年齢や役職の情報が多少抜けても、文体が守られていれば“同じ人っぽさ”は残ります。だから、人格を守る最短ルートは文体の固定です。
- 一人称と語尾(例:一人称は私/丁寧語ベース)
- 会話文の方針(例:口調は章をまたいで変えない)
- 地の文の方針(例:五感描写を必ず入れる)
- 禁止事項(例:急なキャラ変、過度なメタ発言)
カスタム指示に入れる情報と、入れない情報を切り分ける
人物の具体情報(年齢、役職、苗字、外見、口癖、トラウマ、関係性)は、後述する「設定ファイル」にまとめ、各話のプロンプトで必要分だけ渡します。ここを分けないと、カスタム指示が“ごちゃごちゃの倉庫”になってしまって、結局守られにくくなります。
| 入れる場所 | 入れるべき内容 | 入れない方がいい内容 | 理由 |
|---|---|---|---|
| カスタム指示 | 文体・構成・禁止事項 | 詳細な人物プロフィール | 守ってほしい“型”を固定する場所だから |
| 設定ファイル | 人物カード・関係性・年表 | 毎話で変わる演出の指示 | 作品の正本(マスター)として管理するため |
| 毎話プロンプト | 今回の目的・焦点・登場人物 | 作品全体の細部すべて | その話の判断材料だけ渡す方がブレにくい |
キャラがブレる“代表パターン”を先に潰す
ブレの多くは、以下のどれかで起きます。ここ、あなたも心当たりあるかもしれません。
- 呼称の揺れ:苗字→名前→あだ名が勝手に変わる
- 敬語の揺れ:丁寧語→タメ口→武士口調みたいに漂流する
- 価値観の反転:慎重派が急に猪突猛進になる
- 職業・役職の改変:上司が部下になってる、年齢が増減する
だからカスタム指示には、「呼称と敬語は固定」「価値観は事件がない限り固定」「役職は設定ファイルを優先」みたいな“防波堤ルール”を入れておくのが効きます。
注意:キャラ設定をカスタム指示に詰め込みすぎると、どれを優先して守ればいいかが曖昧になり、結果として守られにくくなることがあります。固定は「少数精鋭」が安定ですよ。

キャラ設定の設計をもう少し丁寧に詰めたい場合は、当サイトのChatGPTのカスタム指示によるキャラクター設定の作り方ガイドもあわせて読むと、削る基準と優先順位の付け方が整理しやすいです。
口調を固定するプロンプト

カスタム指示で土台を作ったら、次に効くのが「起動プロンプト」です。ここ、地味なんですけど効果がデカいんですよ。起動プロンプトは、毎話の冒頭に入れる短い合図のことです。カスタム指示だけだと、会話の流れや直前の文体に引っ張られて揺れることがあるので、毎回のスタート地点を揃えるイメージで使います。
コツは、長文にしないことです。短い指示ほど、守られやすいです。特にスマホだとコピペ運用が多いので、短い方が継続できますよ。
起動プロンプトで揃えるべき「4点セット」
私がよく使う起動プロンプトは、以下の4点セットです。これで文体の“芯”が戻りやすいです。
- 役割(例:あなたは小説編集者兼ゴーストライター)
- 文体(例:です・ます/情景描写は多め)
- 構造(例:導入→対話→転機→余韻)
- 禁止(例:設定の改変、突然の別視点)
あなたは私の小説の編集者兼共同執筆者です。
文体:です・ます調、会話は人物ごとの口調を固定。
構造:導入→会話→転機→余韻の順に、情景描写は五感を必ず1回入れる。
禁止:設定ファイルにない新設定の追加、人物の口調の急変。「口調固定」を邪魔する落とし穴
口調って、実は“単発の指示”より“直前の文章”に引っ張られやすいです。たとえば、あなたが途中で「もっと砕けた口調で」と言った瞬間、次の話でも砕け口調を続けたりします。これは悪いことではなく、AIが“前の流れ”を学習して合わせようとする自然な挙動なんですよね。
だから、直したいときは「戻すプロンプト」を入れます。たとえばこんな感じです。
- 「以降、です・ます調に統一し、タメ口は使わないでください」
- 「主人公の一人称は私で固定し、俺・僕は使わないでください」
- 「会話文は人物カードの口調欄を優先してください」
起動プロンプトは「毎話テンプレの先頭」に入れる
この起動プロンプトを、毎話テンプレの先頭(要約の前でもOK)に入れておくと、口調のズレが起きたときにも“戻る場所”ができます。逆に、起動プロンプトなしで長文の依頼だけを投げると、モデルは「より良くしよう」として勝手に調整し、口調がズレやすくなります。ここ、地味に効きます。
注意:「もっと自然に」「いい感じに」といった抽象指示だけだと、口調が変わりやすいです。口調は“禁止ワード”まで指定すると安定しますよ(例:「俺は禁止」など)。

なお、カスタム指示の設計そのものを見直したい場合は、ChatGPTのカスタム指示おすすめ例と反映されない原因対策も参考になります。反映されないときの切り分けができると、執筆が止まりにくいです。
小説向けテンプレの例
小説を安定させるテンプレは、「毎話の入力フォーマット」を固定することです。ここが固定されると、話数が増えてもAIが迷わずに済みます。私がテンプレを推す理由は、ブレの大半が“入力の揺れ”から発生するからなんですよね。
テンプレは「3ブロック」で回すと強い
私はテンプレを3ブロックに分けます。これが一番シンプルで、長編でも破綻しにくいです。
- これまでの要約(2〜8行)
- 設定ファイルの抜粋(今回登場分だけ)
- 今回の指示(視点、トーン、目的、NG)
【これまでの要約】
(前話までの出来事を箇条書きで5行以内)
【設定抜粋】
(登場人物:年齢/役職/口調/関係性)
(世界観:舞台/ルール/禁止事項)
(時系列:重要イベント)
【今回の指示】
第◯話を書いてください。
視点:◯◯/トーン:◯◯/長さ:目安◯◯
焦点:この話で必ず達成する出来事
NG:設定の変更、口調の改変、矛盾を放置「設定を丸ごと貼る」より「今回分だけ抜粋」が安定
ポイントは、設定を丸ごと貼るのではなく、その話に必要な分だけ抜粋することです。全部貼ると、優先順位が下がって逆にブレることがあります。テンプレの目的は「情報量を増やす」ではなく「判断の迷いを減らす」です。
たとえば、登場しない人物の詳細設定まで貼ってしまうと、AIが「その情報も使うべき?」と迷いやすいです。迷った結果、勝手に登場させたり、関係性をねじ込んだりすることがあります。あるあるですよね。
テンプレ内で“事故を減らす”小技
テンプレを一段強くするなら、以下を入れるのがおすすめです。ここを入れるだけで、矛盾率が下がりやすいです。
- 用語固定:固有名詞(組織名・地名・能力名)の表記ゆれ禁止
- 視点固定:一話の中で視点変更しない
- 出力ルール:セリフ比率、地の文比率、段落の長さ
- NGの具体化:禁止事項を「しないで」だけでなく「代わりにこれをする」で書く
特に「NG:矛盾を放置」は強いです。矛盾が出たら止めて質問する、まで書くとさらに事故が減りますよ。
| テンプレ項目 | 目的 | 入れないと起きがちな事故 |
|---|---|---|
| 要約 | 直近の事実を固定 | 前話の出来事を忘れて矛盾する |
| 設定抜粋 | 人物像を再読込 | 口調や関係性が漂流する |
| 今回の指示 | 話のゴールを固定 | 脱線して「それっぽいだけ」の回になる |

テンプレ運用は、慣れると本当に楽になります。特にスマホで書いていると、毎回長文を打つのがしんどいので、テンプレがあるだけで継続しやすくなりますよ。
設定ファイルで世界観管理

長編で崩れやすいのは、人物よりも「関係性」「役職」「時系列」です。ここ、あなたも経験あるかもしれませんが、途中で苗字が変わったり、上司が部下みたいになったり、年齢が急に増減したりしますよね。これ、チャットの流れだけで維持するのは正直キツいです。
なので、外部の正本(マスター)として設定ファイルを作ります。形式はテキストで十分で、重要なのは検索しやすい構造です。私は「コピペしやすい」「抜粋しやすい」「更新しやすい」を最優先にします。
設定ファイルの最低限セット
- 登場人物カード(年齢/役職/口調/価値観/禁忌)
- 関係性表(誰が誰をどう呼ぶか、距離感)
- 世界観ルール(舞台、技術、魔法、禁止事項)
- 年表(第◯話で起きたことの一覧)
「設定を増やす」より「変更ルールを明記する」方が安定します。たとえば、年齢や役職は物語内の事件が起きない限り固定、のように。
人物カードは「一目で抜粋できる形」にする
人物カードは小説の心臓部なので、ここはテンプレ化します。おすすめは「1人=1ブロック」で、項目名を固定することです。項目名が固定だと、AI側も参照しやすいです。
- 名前:〇〇(表記ゆれ禁止)
- 年齢/役職:〇〇
- 一人称:〇〇/口調:〇〇(敬語/タメ口/語尾)
- 性格:〇〇(変化条件:〇〇が起きたら変化してOK)
- 禁忌:〇〇(絶対しない)
- 対人関係:〇〇を「△△」と呼ぶ、距離感は〇〇
関係性表があると「呼称の事故」が激減する
呼称の揺れ(苗字→名前→あだ名)は、読者が一番気づきやすい事故です。だから関係性表はかなり効きます。特に「誰が誰をどう呼ぶか」だけでも書いておくと、口調が安定します。
| 話者 | 相手 | 呼び方 | 距離感 | 口調メモ |
|---|---|---|---|---|
| 主人公 | ヒロイン | 〇〇さん | 丁寧・警戒 | 敬語ベース、感情が出ると語尾が短くなる |
| 上司 | 主人公 | 苗字呼び捨て | 上下関係 | 圧が強い、短文 |
矛盾が出たときの「判断順」を書く
さらに効くのが、設定ファイルの末尾に「守るべき優先順位」を書くことです。矛盾が起きたときに迷わないための“裁定ルール”ですね。私は、判断順をこう明示します。
- 設定ファイル(正本)
- 直近の要約
- 直近の本文
- AIの提案(アイデアとして扱う)

これがあるだけで、誤差が出たときに迷わず戻せます。長編は“戻れる仕組み”が命です。
要約テンプレで話数整理
話数が増えるほど、全文を毎回渡すのは現実的ではありません。そこで要になるのが「要約テンプレ」です。ここも、地味だけど効くやつです。私は、各話の最後に必ず要約を作り、次回の冒頭に貼ります。要約は短さよりも再利用しやすさが大事です。
要約が効く理由は「思い出させる」じゃなく「判断を固定する」
要約って聞くと、「忘れないようにするメモ」みたいに思われがちなんですが、私の感覚だと違います。要約の本質は、“次の話で守るべき事実を固定する”ことです。長編になると、全体の情報量が増えすぎて、どれが重要かが曖昧になります。要約はその曖昧さを削る道具です。
私が使う要約テンプレ
- 出来事:何が起きたか(3行)
- 人物:誰の感情がどう動いたか(2行)
- 伏線:残った疑問・未回収(箇条書き)
- 設定更新:新規に確定した事実(箇条書き)
要約に「設定更新」を必ず入れるのがコツです。ここがないと、物語が進むほど設定が散らばります。逆に、設定更新が毎話積み上がると、AIの方も「何を変えちゃいけないか」が見えやすくなります。
要約は「自分で書く」か「AIに検査形式で書かせる」
要約はあなたが書いてもよいですし、ChatGPTに作らせてもOKです。ただし、AIに作らせる場合は「確定した事実だけ」「推測は書かない」と指示しておくと、誤情報の混入が減ります。ここ、気になりますよね。
注意:AI要約は“それっぽい推測”を混ぜることがあります。なので、要約を作らせるときは、「本文に明示された事実のみ」を強めに書くのがおすすめです。
以下の本文を要約してください。
条件:
・本文に書かれた「確定した事実」だけを書く(推測や脚色はしない)
・出来事/感情/伏線/設定更新の4項目に分ける
・設定更新は、次回の設定ファイル更新に使える粒度で要約の保管ルールを決めると、長編が一気に回り出す
私は要約を「第◯話要約」という形で蓄積していきます。さらに、要約から“最新版の人物カードと年表”を更新していくと、作品の整合性が上がります。ここまで来ると、AIは単なる文章生成じゃなくて、制作ラインの一部として機能し始めます。

要約は「作品のOS」みたいなものです。OSが整うとアプリ(各話)が安定しますよ。
ChatGPTカスタム指示による小説の運用

このパートでは、書いた後に崩れを早期発見して修正する運用、メモリやProjectsの使い分け、無料版とPlusの現実的な判断軸、そしてGPTsで編集者を作る方法までをまとめます。書く前より、書いた後のチェック工程で安定度は一段上がります。
「書く→チェック→更新」のループを回すと、長編でも“崩れにくい制作体制”になります。ここまで整うと、執筆が止まりにくくなりますよ。
整合性チェックで矛盾修正
長編小説で一番効くテクニックは、本文生成の直後に「整合性チェック」を挟むことです。これをやるだけで、役職や年齢、苗字、口調のブレを早期に潰せます。ポイントは、チェックを「感想」ではなく検査として設計することです。
整合性チェックは「編集工程」じゃなく「品質検査工程」
多くの人がやりがちなのが、書いた直後に「もっと面白くして」とリライト方向に振ってしまうことです。もちろん面白さを上げるのも大事なんですが、長編で困るのはまず“矛盾”ですよね。だから、先に検査します。
私のおすすめ順は、①矛盾の検査 → ②必要最小限で修正 → ③表現を磨くです。順番が逆だと、修正のたびにトーンや構造が崩れて、さらに事故ります。
チェックの観点(テンプレ化推奨)
- 人物:年齢、役職、呼び名、口調、性格が設定どおりか
- 時系列:前話の要約と矛盾していないか
- 世界観:ルール違反や新設定の混入がないか
- 伏線:回収・追加の整合が取れているか
上の本文について、設定ファイルと前話要約に照らして整合性チェックをしてください。
1) 矛盾点の一覧(根拠となる該当箇所も)
2) 影響度(致命的/軽微)
3) 修正案(本文を必要最小限で直す)
推測で設定を追加しないでください。注意:修正案を出させるときは、「必要最小限」を入れないと、別の文章まで書き換えてトーンが崩れることがあります。矛盾修正は外科手術のイメージが安全です。
矛盾タイプ別の「直し方」を決めておく
矛盾って、種類によって直し方が違います。ここを決めておくと、修正が速くて安定します。たとえば、口調の揺れは“セリフだけ”の修正で済むことが多いですが、時系列矛盾は“描写の順番”まで触る必要が出ます。
| 矛盾タイプ | ありがちな例 | 修正の最小単位 | 追加でやると安定すること |
|---|---|---|---|
| 口調 | 敬語→タメ口に変わる | セリフの語尾のみ | 人物カードの口調欄を再投入 |
| 呼称 | 苗字→名前に勝手に変わる | 呼び名の置換 | 関係性表の該当行を貼る |
| 役職/年齢 | 課長が係長になる | 該当箇所の事実修正 | 設定更新欄を最新化 |
| 時系列 | 昨日の出来事が先週扱い | 描写順と文言の調整 | 年表を更新し直してから再生成 |
検査→修正→再検査の「2段階」で十分回る
最後に、検査は無限にやりすぎると疲れます。私は基本、検査→修正→再検査の2段階で止めます。再検査でOKなら次へ進む。これで長編が止まらなくなりますよ。
メモリとカスタム指示の違い

混乱しやすいのが、メモリとカスタム指示の役割の違いです。ここ、気になりますよね。結論から言うと、守らせたい型はカスタム指示、覚えてほしい事実はメモリ、作品単位の運用はProjectsが相性良いです。全部をカスタム指示に入れると、文字数制限にも引っかかりますし、別チャットでも効いて邪魔になることがあります。
ざっくりの理解:カスタム指示=ルール、メモリ=事実
カスタム指示は、あなたが求める“出力の型”を固定するためのものです。たとえば「丁寧語で」「結論から」「小説では一人称固定」みたいなルールですね。一方メモリは、あなたに関する情報や、会話をまたいで残しておきたい事実を保持する方向性の機能です。
小説で使うなら、メモリに入れるのは「作品全体の前提」くらいに留めるのが無難です。たとえば「舞台は現代東京」「主人公の一人称は私」みたいな、繰り返し使う前提ですね。
注意:メモリに入れる内容は慎重に。個人情報や機密情報は入れない方が安全です。公開前の原稿も含めて、取り扱いには気をつけてくださいね。必要なら、組織のルールに従い、最終的な判断は専門家にご相談ください。
| 機能 | 向いている用途 | 小説での使いどころ | 注意点 |
|---|---|---|---|
| カスタム指示 | 恒常ルールの固定 | 文体、口調、構成、禁止事項 | 入れすぎると反映が弱まる |
| メモリ | 事実の長期保持 | 作品の前提、頻出設定の補助 | 参照されるタイミングは状況次第 |
| Projects | 長期作業の管理 | 設定ファイル、要約、関連チャットの集約 | 仕様は更新されるため公式確認が安全 |
メモリが効きやすい運用・効きにくい運用
メモリは万能ではなく、状況によって効きやすさが変わります。小説だと「毎話テンプレで必要な情報を渡す」運用が強いので、メモリは補助役に回すと安定します。逆に「メモリに入れたから毎回言わなくていい」は期待しすぎかもしれません。

メモリ運用まで含めて整理したい場合は、当サイトのChatGPTはどこまで覚えているか|記憶の仕組み完全ガイドも参考になります。小説以外の用途でも「覚えさせるべき情報の粒度」がつかみやすくなります。
プロジェクトで長編管理
長編小説を「チャット1本で抱える」ほど、設定は崩れやすくなります。そこで役に立つのがProjectsです。作品ごとに作業場所を分け、設定ファイルや要約を置けると、あなたの執筆がかなりラクになります。
Projects運用の基本手順
- 作品ごとにProjectを1つ作る
- 設定ファイル(人物カード、年表、用語集)を置く
- 各話の生成チャットをProject内にまとめる
- Project専用のカスタム指示を短く設定する
- 作品のジャンルとトーン(例:現代ホラー、陰鬱)
- 文体と視点(例:一人称固定、章ごとに視点変更しない)
- 設定の優先順位(例:設定ファイルが正本)
Project内のファイル構成は「更新しやすさ」で決める
Projectに置くファイルは、増えすぎると逆に迷います。私は最初、次の3つだけ置きます。
- 設定ファイル(人物カード・関係性表・世界観)
- 年表(話数と出来事の一覧)
- 要約まとめ(各話要約の集約)
あとは必要になったら増やします。最初から完璧を目指すと、運用が続かないんですよね。
iPhone運用でも回すコツ
スマホだと、ファイル編集やコピペが面倒になりがちです。なので、私は「設定ファイルは短く」「抜粋は最小限」「要約はテンプレで固定」だけ意識します。ここを守るだけで、スマホでも十分に回りますよ。

Projectsは便利ですが、機能の提供範囲や画面はアップデートで変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
無料版とPlusの違い

「無料版からPlusにしたら賢くなるのか?」という疑問、めちゃくちゃ現実的ですよね。小説に関して言うと、差が出やすいのは「長い文脈を扱えるか」「ファイルを扱えるか」「上限に引っかかりにくいか」です。つまり、長編ほど上位プランの恩恵を受けやすい傾向はあります。
大事な注意:料金や機能、上限は変更される可能性があります。ここでの話は一般的な目安として受け取り、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
小説用途で見ておきたい判断軸
- コンテキストの余裕:設定ファイル+要約+本文を同時に入れられるか
- ファイル運用:設定ファイルをアップロードして参照できるか
- 作業速度と上限:執筆の流れを止めないか
「賢さ」より「安定して回るか」で考えるのがコツ
プランの話になると「モデルが賢いかどうか」に注目しがちですが、小説運用ではそれ以上に「安定して回るか」が重要です。上限に当たって中断が増えると、結局ストレスが溜まって継続できません。あなたが求めているのは、たぶん“最強の一撃”じゃなくて“継続して書ける環境”ですよね。
| 観点 | 無料版での考え方 | Plusを検討する目安 | 代替策(無料でも可) |
|---|---|---|---|
| 長編の安定 | テンプレ運用必須 | 長くなるほど恩恵が出やすい | 要約と抜粋で圧縮する |
| 設定管理 | 外部ファイル管理が鍵 | ファイル参照が便利なら価値 | メモアプリ+コピペでも回る |
| 中断の少なさ | 上限に注意 | 執筆頻度が高いほど価値 | 章を短く区切る |
一次情報で確認できる「カスタム指示の提供範囲」
なお、カスタム指示の提供範囲や設定手順は、一次情報で確認できます。プランや端末で迷ったときは、まずここを見ておくと早いです。
(出典:OpenAI Help Center「ChatGPT カスタム指示」)
他の生成AIを検討するなら「目的」を分ける
他の生成AIが気になる場合は、「文章の雰囲気が好み」「長文をどっさり読ませたい」「設定管理機能が欲しい」など、目的を先に分けるのがおすすめです。たとえば、長い資料を丸ごと参照させたいなら別の選択肢がハマることもあります。

どのサービスも仕様が変わりやすいので、最終的には公式の案内を確認し、用途やコスト感に合うかを判断してください。費用が絡む意思決定なので、無理のない範囲でいきましょう。
GPTsで小説編集者を作る
作品を安定させる上で強いのが「役割の固定」です。GPTsを使える環境なら、あなた専用の小説編集者GPTを作り、毎回同じチェックをさせる運用ができます。ここでの狙いは、文章を上手くするよりも、設定の監督役を外付けすることです。
編集者GPTに任せると強いこと
私が編集者GPTに任せるのは、だいたい次の3つです。人間が毎回やると疲れる作業ほど、相性がいいですよ。
- 設定監督:人物・世界観・時系列の矛盾を検出
- プロンプト整形:毎話テンプレの不足を指摘
- 修正提案:必要最小限の差分修正を提示
編集者GPTに入れる指示の例
あなたは小説編集者です。目的は作品の一貫性維持です。本文を読んだら、矛盾の指摘→影響度→差分修正案の順で返してください。推測で設定を追加しないでください。
“編集者”と“共同執筆者”を分けると安定する
編集者GPTに「本文も書き直して」と言うと、ついでに表現まで変えてしまうことがあります。なので、私は役割を分けます。
- 編集者GPT:矛盾検出と差分修正(最小限)
- 執筆GPT:本文生成(毎話テンプレで書く)
この分業にすると、修正が“外科手術”になって、トーンが崩れにくいです。
注意:GPTsは便利ですが、作品の設定や未公開原稿はあなたの重要な資産です。個人情報や機密情報を不用意に入れない、共有設定を誤らないなど、取り扱いには注意しましょう。最終的な判断は専門家にご相談ください。
編集者GPTを育てるコツは「チェック項目の固定」
編集者GPTは、チェック項目が固定されるほど強くなります。なので、整合性チェックのテンプレ(人物/時系列/世界観/伏線)を毎回同じ形で投げるのがコツです。これで“検査官”として育ちます。
ChatGPTのカスタム指示で小説まとめ

ChatGPTのカスタム指示で小説を安定させるコツは、才能よりも運用設計です。押さえるべき流れはシンプルで、カスタム指示で型を固定し、設定ファイルで正本を管理し、要約テンプレと整合性チェックでブレを潰す、この3点に集約されます。
まずはこの3つを作ると、一気にラクになります。
- 設定ファイル(人物カード+年表+世界観ルール)
- 毎話テンプレ(要約+設定抜粋+今回の指示)
- 整合性チェックの検査テンプレ
今日からできる“最短の改善ルート”
もしあなたが「今すぐブレを減らしたい」なら、私は次の順番をおすすめします。全部一気にやらなくて大丈夫ですよ。
- 人物カードを2人分だけ作る(主人公と相手役)
- 毎話テンプレに「要約+設定抜粋+指示」を入れる
- 書いた後に整合性チェックを1回だけ挟む
これだけでも、体感でブレが減るはずです。続けていくうちに、関係性表や年表を足せばOKです。
プラン差は「運用が整った後」に効いてくる
そして、話数が増えてきたらProjectsで作品単位にまとめ、必要に応じてGPTsで編集者役を外付けすると、執筆が途切れにくいです。プラン差や機能の有無は判断材料になりますが、料金や仕様は変動する可能性があるため、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
また、公開や商用利用など判断が難しいテーマは、最終的な判断は専門家にご相談ください。安全側に倒しておくと、あとで困りにくいです。
あなたの小説が「続けるほど面白くなる」状態に入るよう、まずはテンプレ化から始めてみてください。小さく整えるだけでも、驚くほどブレは減りますよ。

