Geminiのフィギュア化日本語プロンプトで調べているあなたは、こんなところが気になってますよね。
結論から言うと、Geminiの画像生成は日本語でも十分いけます。
ただ、ちょっとしたコツと、著作権・肖像権・商標権などの注意点を押さえておくと、仕上がりも安全性も一気に上がるでしょう。
この記事では、私が普段やっている実践ベースの手順と、すぐコピペできる日本語プロンプト、さらに商品写真っぽく見せるパッケージ指定や動画化まで、まとめて整理します。
- GeminiでAIフィギュア化を作る最短手順
- そのまま使えるフィギュア化プロンプト日本語例
- 英語プロンプト併用で精度を上げるコツ
- 商用利用・著作権・ロゴ混入の注意点
Geminiの日本語フィギュア化プロンプト入門
まずは「そもそも何を使って、どういう流れで作るのか」を超シンプルに押さえましょう。
ここを理解すると、後半の応用も一気に効いてきます。
難しそうに見えるけど、実際は“写真＋一文”で十分遊べるレベルなので、肩の力を抜いていきましょう。
Nano Bananaとは何か
Nano Banana（ナノバナナ）は、Googleが2025年8月に公開した画像生成・編集モデル「Gemini 2.5 Flash Image」の愛称です。
いまSNSで流行している“AIフィギュア化”の土台はほぼこれで、写真をアップして指示するだけで、被写体の雰囲気を保ったまま「PVCフィギュアみたいな立体感」に変換できます。
このモデルの一番の強みは、同一人物・同一被写体としての一貫性が高いこと。
従来の画像生成だと、フィギュア風にした瞬間に顔立ちがズレて「誰これ？」みたいな別人になりがちでした。
でもNano Bananaは、顔・髪型・体格などの特徴をちゃんと保持しながら、素材感やポーズ、背景を変えられるんですよ。
だから「元写真の自分（やペット）っぽさ」を残したまま、商品撮影風の絵に寄せやすいわけです。
さらに、単なる“生成”だけじゃなく、編集・補完・合成も得意です。
「服だけ変えて」「背景だけ別の部屋に」「手に持ってる小物を消して」みたいな指示が通りやすいので、フィギュア化の途中で微調整したくなった時にもそのまま使えます。
ここが“遊び”から“作品作り”に踏み込めるポイントですね。
ちなみにNano Bananaはプレビューからスタートして、今はGeminiアプリやGoogle AI Studioで普通に触れます。
最新系のモデル名や提供形態は変わることがあるので、気になる人は公式の発表も一度見ておくと安心です。（出典：Google Developers Blog『Introducing Gemini 2.5 Flash Image』）
Nano Bananaという呼び名は、LMArenaなどでのテスト名から広まったものです。
正式名称で検索すると情報が取りやすいので、調べものをする時は「Gemini 2.5 Flash Image」もセットで覚えておくと便利ですよ。
GeminiでのAIフィギュア化のやり方
やり方は驚くほど単純で、慣れると1〜2分で回せます。
GeminiアプリでもGoogle AI Studioでも基本の流れは同じ。
- フィギュア化したい写真を1枚アップ
- 画像モード（Nano Banana）を選択
- プロンプトを貼って送信
これだけでOKです。
全身が写っていなくてもAIが補ってくれるので、まずは“試し打ち”感覚でやってみるのが一番早いです。
もし最初の出力で「背景が変」「台座がない」みたいなズレが出ても、プロンプト側で直せば気持ちよく収束します。
Google AI Studioでやる場合の小さいコツも置いときますね。
モデル選択は「Images」カテゴリからGemini 2.5 Flash Image（Preview/Flash Image）を選ぶ形になってます。
Homeから「Try Nano Banana Pro」を選択すれば、最近話題のNano Bananaを試すこともできますよ。
画面右側のモデル欄で切り替えられるので、テキストモデルのまま送っちゃわないようにだけ注意。
ここを間違えると、画像じゃなく文章で返ってくることがあるので「ん？」ってなりやすいポイントです。
逆にGeminiアプリのほうは“画像作成”の入口が分かりやすいので、スマホでサクッと遊びたい時に向いてます。
私は、ざっくり試作はアプリ、細かい調整や複数パターン作りはAI Studio、みたいな使い分けをよくやってます。
Geminiの画像生成そのものの操作や、プロンプトの基本をもう少し丁寧に知りたい場合は、サイト内の解説も合わせてどうぞ。Gemini画像生成のやり方とコツで基礎を一通りまとめています。
1回目は「テンプレそのまま」→2回目で「質感や背景だけ追加」→3回目で「パッケージや小物の演出」って段階的に詰めていくと失敗しにくいです。
いきなり全部盛りの長文を投げるより、結果が安定します。
日本語のフィギュア化プロンプト例
まずは“公式系の鉄板テンプレ”をベースにするのが一番早いです。
日本語でも十分通ります。
ここで大事なのは「フィギュアとして商品化された写真」みたいな情景を、AIに具体的に想像させること。
つまり、スケール感・素材感・台座・撮影環境・パッケージの有無まで、セットで書くほど強いです。
写真の被写体を、1/7スケールの商品化フィギュアとしてリアルな質感で生成してください。透明な円形アクリル台座の上に立たせ、机の上で撮影した商品写真のようにしてください。
フィギュアの横に、被写体のイラストが印刷されたパッケージ箱を置き、背景は室内のデスク環境にしてください。
返事は不要、画像のみ出力してください。
このテンプレのキモは、いくつかあります。
まず「1/7スケール」みたいにサイズ感を具体化すると、手足のバランスや台座の距離感が一気に整いやすいです。
次に「透明な円形アクリル台座」など台座の仕様を固定すると、フィギュアらしい“置き物感”が出ます。
そして「机の上で撮影した商品写真」という言い回しで、ライティングと背景の方向性が決まります。
最後に「箱」まで指定すると、AIは自然に“売り場に置かれるパケ写”みたいな構図へ寄ってくれるんですよ。
ここを押さえた上で、慣れてきたら素材の言い方を変えてみてください。
「PVC素材」「光沢のあるプラスチック」「マット塗装」「ガラスケースに飾られた」みたいな単語を足すだけで、かなり表情が変わります。
要は、あなたが“どんなフィギュア棚に置きたいか”を想像して、その言葉を足していけばOKです。
英語プロンプト併用のコツ
Nano Bananaは日本語でもいけますが、より安定させたいなら英語キーワードを少し混ぜるのが効きます。
これは「日本語が弱い」って話じゃなくて、質感や撮影系のニュアンスが英語のほうが短く刺さりやすい、という実務的な理由です。
私がよくやるのは“日本語＋英語タグの二段構え”。
日本語側で情景を説明して、英語側で質感・ライティング・小物の役割を補強する感じです。
写真の被写体をPVCフィギュア風にしてください。机の上のスタジオ撮影に見える商品写真にしてください。
（glossy PVC texture, toy packaging box, acrylic round base, studio lighting）
英語は長文にしなくてOKで、以下のような単語を足すだけで十分効果があります。
- glossy（光沢）
- matte（マット）
- studio lighting（スタジオ光）
- collectible figure（コレクターズフィギュア）
逆に、英語側を説明文にすると意図が散ってズレやすいので、“タグ的に置く”くらいがちょうどいいです。
あと、英語併用が効く場面は特に「素材の表現」「光の回り方」「カメラの画角」あたり。
「low angle shot（ローアングル）」「soft shadow（柔らかい影）」みたいな指定を入れると、商品撮影っぽい立体感が増して、フィギュアが“そこにある感じ”に寄っていきます。
英語を混ぜる時は、“どの要素を英語で補うか”を固定すると再現性が上がります。
毎回バラバラに混ぜるより、あなた用の定番タグセットを作ると強いです。
写真選びと背景の注意点
生成結果は元写真でほぼ決まります。
プロンプトがどんなに良くても、元画像が不安定だとAIが迷って破綻しやすいんですよね。
ここ、地味だけどめっちゃ大事です。
- 被写体が中央に写っている
- 顔や輪郭がはっきりしている
- なるべく全身が写っている
- 背景はシンプルなほうが安定
被写体が端に寄ってたり、周囲に物がゴチャゴチャしてると、AIが“どれが主役か”を取り違えやすいです。
結果として、机も椅子もカバンも一緒にフィギュア化されて、なぜか台座に座った謎オブジェが爆誕する、みたいな事故が起きます。
だから最初は「シンプル背景＋主役ど真ん中」の写真が一番いいです。
あと、光が極端に暗い写真や、逆光で顔が潰れてる写真も避けたほうがいいです。
Nano Bananaは補完が上手いとはいえ、顔の特徴が見えないと“それっぽい別人”を作りに行っちゃうので、フィギュア化の目的とズレやすくなります。
ロゴや商品名が写り込んだ写真は要注意。
自分では気づかなくても、服のワンポイントや背景の看板を拾って“ロゴ風の模様”として再構成し、商標トラブルの種になることがあります。
まずはロゴが少ない写真を選び、生成後もロゴっぽい要素がないかチェックするクセをつけましょう。
Geminiの日本語フィギュア化プロンプト活用術
ここからは“仕上げの工夫”ゾーン。
パッケージ演出、動画化、失敗時のリカバリ、権利まわりまでいきます。
テンプレで作っただけでも十分楽しいんですが、ここを押さえると「マジで売ってそう」まで一気に寄せられます。
パッケージ指定で商品感UP
フィギュア化の完成度を一段上げるなら、パッケージ演出は本当に効きます。
箱があるだけで“市販品っぽさ”が跳ね上がるし、SNSで見た時の説得力が全然違うんですよね。
人間の目って「パッケージがある＝商品」と自然に判断するので、ここをAIに作らせるのは超合理的です。
指定の仕方はシンプルで、プロンプトにパッケージ形状を入れるだけ。
「透明窓付きウィンドウボックス」「ブリスターパック風」「チューブ型パッケージ」みたいに、具体的なタイプ名を書いてあげると、AIがそれっぽい販促写真にまとめてくれます。
よく使うパッケージ指定ワード
- ウィンドウボックス型（正面に透明な窓）
- ブリスターパック風（台紙＋透明カバー）
- チューブ型（円筒の透明ケース）
さらに一歩進めたいなら、「箱のデザインは高級コレクターズフィギュア風」「箱の色味は写真のトーンに合わせて」「背景に生活感のあるリビングをぼかして入れて」みたいに“売り場の情景”を足すと、商品撮影っぽいまとまりが出やすいです。
この手の演出は、やりすぎると逆に“嘘っぽい広告”になりがちなので、最初は控えめでOK。
台座＋箱＋自然な室内光、くらいから始めると失敗しにくいです。
パッケージの中に「Made with Gemini」とか簡単な文字を入れる場合、日本語より英語のほうが文字崩れが少ない傾向があります。
文字が読めない時は、短い英語に寄せると安定しやすいですよ。
動かし方と動画生成手順
静止画で作ったAIフィギュアは、そのまま鑑賞するだけでも楽しいんですが、動画にすると“体験”として一気に化けます。
Geminiの動画モードを使うと、画像1枚から自然な短尺動画を作れるので、ここはぜひ触ってみてほしいポイントです。
Gemini側でやる場合の流れはこんな感じ。
- 新規チャットを開いて動画モードを選択
- 作ったフィギュア画像をアップ
- 動きを指定するプロンプトを入力
これだけ。
動きのプロンプトは、日本語でも通りますが、短く具体的に書くほど安定します。
「手が台座ごと持ち上げる」「猫が覗き込む」「フィギュアが踊り出す」みたいに、ワンシーンを明確に言い切る系が強いです。
私がよく使うコツは、“動かす主役を1つに絞る”こと。
フィギュアもカメラも背景も一気に動かそうとすると、AIが優先順位を迷って破綻しやすいので、まずは「フィギュアだけ動かす」「外部の手だけ出す」みたいに単純化したほうが成功率が上がります。
もし猫や手など“画面外から登場する要素”を狙う時は、いきなり動画化するより、先に静止画で「猫がいる状態の構図」を作っておくと自然です。
その静止画をベースに動画化すると、登場の違和感が減って、よりリアルな“覗き込み感”が出ます。
回数制限や生成失敗の対処
無料枠で連続生成していると、たまに回数制限に当たったり、画像じゃなくテキストだけ返ってきたりします。
これ、初見だと「壊れた？」ってビビるやつなんですが、だいたい落ち着いて対処すれば戻ります。
- プロンプト末尾に「返事は不要、画像のみ出力してください」を追加
- 一度チャットを切り替えて再実行
- それでもダメなら時間を置く、または画像編集アプリで微調整
“画像で返してね”を明示するだけで改善するケースが多いです。
Nano Bananaは出力形式が曖昧だとテキスト回答に寄ることがあるので、最後の一文は保険として常備しておくといいです。
回数制限のほうは、混雑や無料枠の上限が理由で一時的に止まるパターンが大半。
何回か空けて再トライすると普通に通ります。
なので、焦ってプロンプトをいじり倒すより、いったん落ち着くのが正解です。
それでも仕上がりが微妙な時は、外部アプリ（BeautyPlusみたいなフィギュア系フィルターや、背景透過ツールなど）で軽く整えると復帰しやすいです。
Geminiの出力は“元素材としてかなり優秀”なので、最後は編集で締める発想もアリですよ。
Geminiの画像生成が不安定なときの原因と対処は、別記事でも整理してます。
気になる人はGemini画像生成のやり方とコツも合わせてどうぞ。
著作権・肖像権・商標の注意
ここは大事なので、少し慎重にいきますね。
Nano Bananaで作った画像は、基本的にユーザー側に権利が帰属する建付けですが、元写真や生成物が第三者の権利を侵害しないことが前提です。
AIが作ったからといって、何でも自由に使えるわけじゃない、ってことだけ先に押さえておきましょう。
- 既存アニメやゲームのキャラに酷似する生成
- 有名人・他人の顔写真を無断でフィギュア化
- 企業ロゴや商品パッケージが写り込む（偶然似るのも含む）
AIは学習データの影響で、意図せずロゴっぽい模様や既存キャラの要素を混ぜることがあります。
あなたが狙ってなくても、似てしまった時点でアウト判定される可能性があるので、SNS投稿や商用利用をするなら、必ず人間の目で最終チェックしてください。
とくに商標まわりは“映り込み事故”が起きやすいです。
元写真にロゴが入っていなくても、AIが勝手に“それっぽいマーク”を作っちゃうこともある。
だから、生成後に拡大して「ブランドっぽい形や文字がないか」ざっとチェックする癖をつけると安全性が上がります。
また、仕事や公開目的で使う場合は、最新の利用規約やポリシーを公式サイトで確認するのが鉄則です。
規約や運用は変わることがあるので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
そして不安が強い場合は最終的な判断は専門家にご相談ください。
ここは自分を守るための基本ムーブだと考えましょう。
まとめ：Geminiの日本語フィギュア化プロンプトで楽しむ
Geminiの日本語フィギュア化プロンプトは、テンプレをベースに「スケール・質感・台座・商品写真っぽい環境」をセットで指示するだけで、誰でもかなり高い完成度に持っていけます。
最初はコピペで全然OK。
そこから“あなたの好みの素材感”や“撮影っぽい光”を足していくと、どんどん理想に寄っていきます。
さらに、パッケージ演出を入れると一気に市販品感が上がるし、英語タグをちょい足しすると安定性が上がる。
生成がコケた時も「画像のみ出力してね」の一文で復帰しやすいので、あとは回すだけです。
ただし、権利とプライバシーだけは丁寧に扱いましょう。
第三者の顔や有名キャラ、ロゴっぽい要素が混じっていないかは、投稿前に必ず確認。
商用で触るなら規約の最新状況もチェックして、「正確な情報は公式サイトをご確認ください」「最終的な判断は専門家にご相談ください」を忘れずに。
ここまで押さえれば、Geminiの日本語フィギュア化プロンプトだけで、SNSで見かける“本当に売ってそうなフィギュア写真”は普通に再現できます。
ぜひあなたの一枚で試してみてくださいね。
コメント