ChatGPTのタスク機能とは?使い方と活用例
ChatGPTのタスク機能って何ができるのか、無料版でも使えるのか、気になりますよね。普通のチャットとの違いが分からず、リマインダーやスケジュール通知をどう設定すればよいのか迷っている人も多いかと思います。
ChatGPTのタスクを使うと、指定した日時に処理を実行したり、毎日・毎週の作業を繰り返したり、情報に変化があったときだけ通知を受け取ったりできます。ニュース確認、タスク管理、仕事の振り返り、勉強の習慣化など、毎回同じプロンプトを入力している作業と相性がよい機能です。
ただし、対応プランや利用上限、実行頻度、対応デバイスには一定の条件があります。できないことを知らずに設定すると、タスクが作成されない、通知が来ない、勝手に一時停止したように見える、といった問題につながるかもしれません。
この記事では、ChatGPTのタスク機能の使い方から、無料版と有料プランの違い、通知設定、削除方法、活用例、失敗しにくいプロンプトまで初心者向けに整理します。
- ChatGPTのタスク機能でできること
- 対応プランやデバイスと利用上限
- タスクの作成・編集・停止方法
- 仕事や学習に役立つ活用例
ChatGPTのタスク機能とは
ChatGPTのタスク機能は、あらかじめ決めたタイミングや条件に合わせて、ChatGPTに処理を実行させる機能です。単なる目覚ましや予定通知だけでなく、文章の生成、情報の整理、定期的な確認など、生成AIならではの作業を組み込めます。
ここでは、通常のチャットとの違いや、具体的にできること、対応プラン、利用できる端末、上限などを順番に確認していきます。

通常チャットとの違い
通常のChatGPTは、あなたがプロンプトを送信したタイミングで回答を生成します。質問や指示を送らない限り、ChatGPT側から新しい回答が届くことは基本的にありません。
一方、タスク機能では、あらかじめ実行する日時や頻度を設定できます。たとえば、毎朝決まった時間にAIニュースをまとめる、毎週金曜日に1週間の振り返り用質問を作る、指定日に提出物を知らせる、といった使い方が可能です。
| 比較項目 | 通常のチャット | タスク機能 |
|---|---|---|
| 実行のきっかけ | ユーザーがプロンプトを送る | 設定した日時や確認条件 |
| 繰り返し | 毎回手動で指示する | 定期実行を設定できる |
| 通知 | 基本的にチャット内で確認する | プッシュ通知やメールを設定できる |
| 向いている用途 | その場での質問や文章作成 | リマインダーや定期確認 |
大きな違いは、ユーザーがChatGPTを開いていないときでも、設定されたタスクを実行できることです。スマートフォンやパソコンでChatGPTを開きっぱなしにしておく必要はありません。
ただし、タスク機能はパソコンを遠隔操作する仕組みではありません。ChatGPTが勝手にあなたの端末を起動したり、許可していないアプリへ自由にアクセスしたりするものではないので、できる範囲は分けて考える必要があります。
通常チャットは今すぐ回答を得る機能、タスクは将来の指定時刻や条件に合わせて処理する機能と考えると分かりやすいですよ。
できることと主な特徴
ChatGPTのタスク機能では、1回だけ実行する単発タスクと、一定の周期で繰り返す定期タスクを作成できます。さらに、対象に変化があるかを定期的に確認し、報告する価値がある更新が見つかった場合だけ知らせる監視タスクにも対応しています。
単発のリマインダー
単発タスクは、指定した日時に1回だけ実行するタスクです。予定、締め切り、持ち物、申し込み開始日などを忘れないために使えます。
- 明日の午後に書類の提出を知らせる
- 来週の会議前に確認事項をまとめる
- 指定日に契約更新の確認を促す
一般的なリマインダーとの違いは、通知するだけでなく、必要に応じて確認事項や文章も生成できる点です。「会議を知らせて」だけでなく、「会議の30分前に、確認すべき項目を5つに整理して知らせて」といった指示ができます。
繰り返しタスク
繰り返しタスクは、毎日、毎週、特定の曜日など、決めた周期で実行するタスクです。
- 平日の朝にニュースを要約する
- 毎週末に振り返り用の質問を作る
- 月初に目標確認のチェックリストを出す
- 毎晩、英単語の復習問題を作る
毎回同じ指示を入力する必要がなくなるので、習慣化したい作業と相性がよいです。ただし、出力内容が毎回完全に同じ品質になるわけではありません。特に最新情報を扱うタスクでは、日付や情報源を確認してください。
変化を確認する監視タスク
監視タスクでは、ChatGPTが対象を定期的に確認し、意味のある変化があったときだけ通知するよう設定できます。
たとえば、商品の在庫状況、予約枠、サービスの更新情報、申請結果の公開などを確認する用途が考えられます。毎回「変化はありません」と通知されるのではなく、知らせる価値がある更新だけを条件にできるのがポイントです。
監視タスクは、すべてのWebサイトをリアルタイムで監視する機能ではありません。確認できる情報、更新頻度、ログインの必要性、サイト側の仕様などによって結果は変わります。
無料版と対応プラン
ChatGPTのタスク機能は、すべてのプランで同じように利用できるわけではありません。基本的には有料プラン向けの機能として提供されており、無料版ではスケジュール済みタスクを利用できない、または作成メニューが表示されない場合があります。
OpenAIの料金ページでは、Plusにプロジェクト、スケジュール済みタスク、カスタムGPTが含まれると案内されています。Proでは、Plusより拡張されたタスク機能や利用枠が提供される形です。
Goについては、OpenAIの公式ヘルプ内に有効なタスク数の上限が掲載されている一方、利用可能プランの説明に含まれていない箇所もあります。そのため、地域、アカウント、提供時期によって表示が異なる可能性を考えておく必要があります。
| プラン | タスク機能の考え方 |
|---|---|
| Free | 原則として利用対象外 |
| Go | アカウントや地域によって確認が必要 |
| Plus | スケジュール済みタスクに対応 |
| Pro | Plusより多いタスク上限に対応 |
| Business | ワークスペース設定の影響を受ける |
| Enterprise | 管理者設定や権限の影響を受ける |
自分のアカウントで利用できるか確認するには、ChatGPTのサイドバーにScheduledやスケジュール済みといった項目が表示されているかを見てください。チャットで「明日の朝に知らせて」と依頼し、タスク作成の確認画面が表示されるか試す方法もあります。
料金や機能は、契約する国、通貨、アプリストア経由かWeb経由かによって変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
対応デバイスと通知方法
ChatGPTのスケジュール済みタスクは、Webブラウザ、スマートフォン向けアプリ、デスクトップアプリから利用できます。以前はWindowsアプリが未対応と説明されていた時期もありましたが、現在の公式案内ではデスクトップアプリも対応環境に含まれています。
古い記事では、タスク管理画面はWeb版のみ、Windowsは今後対応予定、と説明されている場合があります。初期ベータ版当時の情報なので、現在の操作画面と一致しない可能性があります。
通知の種類
タスクの実行結果は、主に次の方法で受け取れます。
- ChatGPT内の通知
- スマートフォンのプッシュ通知
- パソコンのデスクトップ通知
- 登録メールアドレスへのメール通知
プッシュ通知とメール通知は、両方を有効にすることも、必要なものだけを使うこともできます。通知の設定は、ChatGPTの設定から通知に関する項目を開いて確認します。

スマートフォンで初めてタスクを作成すると、通知の許可を求められることがあります。ここで許可しなかった場合、タスク自体は実行されても、端末にプッシュ通知が表示されない可能性があります。
通知が来ないときの確認項目
- ChatGPT側でタスク通知が有効か
- 端末側でChatGPTの通知が許可されているか
- ブラウザの通知がブロックされていないか
- メール通知が迷惑メールに入っていないか
- タスクが一時停止していないか
- 次回実行時刻とタイムゾーンが正しいか
日本時間で設定したつもりでも、旅行中や端末のタイムゾーン変更後は実行時刻がずれる場合があります。時刻が重要なタスクでは、作成後に次回実行予定を確認しておくと安心です。
利用上限と実行頻度
ChatGPTのタスクは、短い間隔で無制限に実行できる機能ではありません。現在の公式案内では、1時間に1回を超える頻度では実行できないとされています。
そのため、15分ごと、20分ごと、1時間に3回といった設定を紹介している古い記事は、現在の仕様には当てはまりません。初期のベータ版で一時的に動作した例があっても、現在の利用方法としては避けた方がよいです。
有効にできるタスク数にも上限があります。公式ヘルプの利用制限欄では、次の上限が案内されています。
| プラン | 有効なタスク数の目安 |
|---|---|
| Go | 最大3件 |
| Plus | 最大5件 |
| Business・Edu | 最大10件とする記載あり |
| Pro・Enterprise | 最大15件 |
ただし、同じ公式ヘルプのFAQにはBusinessを最大15件とする記載もあり、ページ内で説明が一致していません。Businessを利用している場合は、実際の管理画面に表示される上限を優先してください。
上限に達すると、新しいタスクを作成したり、一時停止したタスクを再開したりできなくなります。その場合は、不要なタスクを削除するか、今は使わないタスクを一時停止します。
また、長期間操作されていないタスクや、追加の操作が必要になったタスクは、自動的に一時停止する場合があります。設定したはずなのに最近通知が来ない場合は、管理画面で状態を確認しましょう。
タスクを増やしすぎるより、毎日使うもの、期限があるもの、変化を待っているものに絞る方が管理しやすいですよ。
ChatGPTのタスクの使い方
ChatGPTのタスクは、専用の管理ページまたは通常のチャットから作成できます。難しい設定画面を細かく操作しなくても、実行内容と日時を自然な文章で伝えれば作成できるのが特徴です。
ここからは、タスクを作成する流れ、編集や削除、できないこと、具体的な活用例、プロンプトの作り方を解説します。
タスクを作成する手順
タスクを作成する方法は、大きく分けて2つあります。1つ目はChatGPTのサイドバーからスケジュール済みタスクのページを開く方法、2つ目は通常のチャットで日時を含む依頼を送る方法です。
管理ページから作成する方法
- ChatGPTにログインする
- サイドバーからScheduledまたはスケジュール済みを開く
- 新しいタスクの作成を選ぶ
- 実行したい内容を入力する
- 日時や繰り返し条件を設定する
- 内容と次回実行時刻を確認する
画面上の名称は、利用している言語、アプリのバージョン、アカウントによって異なる場合があります。Scheduledという英語表示のこともあれば、日本語でスケジュール済みと表示されることもあります。
チャットから作成する方法
通常のチャットで、実行内容と日時をまとめて依頼する方法です。
例:毎週月曜日の午前9時に、今週やるべき作業を整理する質問を5つ作って通知してください。
送信すると、タスク名、指示内容、実行予定などを確認するカードが表示されます。意図した内容になっているか確認し、必要ならその場で修正してください。
単に「毎朝ニュースを教えて」と書くよりも、対象、時間、形式まで指定した方が結果が安定します。
例:平日の午前8時に、生成AIに関する過去24時間の重要ニュースを3件に絞り、それぞれ要点を100文字程度の日本語でまとめてください。重要な更新がない日は、その旨を簡潔に知らせてください。
監視タスクを作る場合は、「何を確認するか」「どの変化があったら通知するか」「変化がない場合は通知するか」を明確にします。
例:毎日、指定サービスの公式発表を確認し、料金プランまたは利用条件に変更があった場合だけ通知してください。変更がない場合は通知しないでください。
編集・停止・削除の方法
作成したタスクは、あとから内容や実行日時を編集できます。予定が変わったときに新しいタスクを作り直す必要はありません。
チャット内に表示されているタスク名やタスクカードを選ぶと、編集、一時停止、管理、削除などの項目を開けます。すべてのタスクをまとめて確認したい場合は、設定の通知画面からタスクを管理する項目を探してください。
編集が向いているケース
- 実行時刻を変更したい
- 毎日から平日だけに変えたい
- 出力の文字数や形式を変えたい
- 確認対象のサイトやテーマを変えたい
- 通知条件を厳しくしたい
一時停止が向いているケース
今は必要ないものの、後で再開する可能性があるタスクは、一時停止が向いています。削除と違い、指示内容を残したまま実行だけ止められます。
季節限定の情報収集、試験前だけ使う学習タスク、繁忙期だけ使う業務確認などは、一時停止を活用すると作り直す手間を減らせます。
削除が向いているケース
今後使う予定がなく、上限を空けたいタスクは削除します。タスクを削除しても、関連するチャットまで自動的に削除されるわけではありません。
一方、タスクに関連付けられたチャットを削除すると、そのタスクは自動的に一時停止します。チャットとタスクは完全に同じものではないため、別々に管理する必要があります。
過去の会話を整理するときは、削除とアーカイブを混同しないことも大切です。アーカイブは会話を履歴一覧から整理する機能で、削除ではありません。違いが分かりにくい場合は、ChatGPTのアーカイブが見れない原因と解決法も参考にしてください。
誤って削除したタスクやチャットを簡単に元へ戻せるとは限りません。残すか迷う場合は、まず一時停止やアーカイブを検討しましょう。
できないことと注意点
ChatGPTのタスクは便利ですが、ChatGPTの全機能を自由に組み合わせられるわけではありません。通常のチャットでは利用できても、スケジュール済みタスクでは使えない機能があります。
音声チャットとGPTsは非対応
公式ヘルプでは、タスクでサポートされていない機能として音声チャットとGPTsが挙げられています。
音声で会話しながらタスクを進めたり、特定用途向けに作成したカスタムGPTそのものを定期実行したりする使い方はできません。通常のチャットで使える機能だからといって、タスクでも同じように動くとは限らない点に注意してください。
プロジェクト内のファイルを参照できない
ファイルを保存しているプロジェクト内でタスクを作成しても、そのタスクはプロジェクトのファイルにアクセスできません。
たとえば、プロジェクトに売上表や議事録を保存していても、「毎週このファイルを読んで報告書を作って」と設定すれば必ず自動処理できるわけではありません。ファイルを前提にした業務では、実際に参照できるか事前にテストしてください。
Webhookには対応していない
現在のスケジュール済みタスクは、Webhookによるイベント起点の自動化には対応していません。
外部サービスで商品が購入された瞬間や、フォームが送信された瞬間にタスクを動かす、といった仕組みではなく、設定した時刻や周期に合わせて確認する用途が中心です。
接続済みアプリは利用できる場合がある
Gmailなどの対応アプリがアカウントやワークスペースで利用できる場合は、タスクから接続済みアプリの情報を読み取ったり、許可された操作を行ったりできることがあります。
ただし、利用できるアプリや操作範囲は、プラン、地域、アカウント、管理者設定、付与した権限によって変わります。会社のBusinessやEnterprise環境では、管理者がアプリの利用や操作を制限している場合もあります。
結果が常に正しいとは限らない
タスクで生成される内容も、通常のChatGPTと同じように誤りを含む可能性があります。特にニュース、価格、法律、契約、健康、投資などは、古い情報や不完全な情報をもとに回答するリスクがあります。

重要な業務をタスクだけで完結させず、人による確認工程を残してください。費用、法律、健康、安全、投資などに関する正確な情報は公式サイトをご確認ください。個別事情を含む最終的な判断は専門家にご相談ください。
個人情報や機密情報を入れすぎない
タスクは継続的に実行されるため、プロンプトに個人名、顧客情報、未公開の売上、契約条件、パスワードなどを入れない方が安全です。具体的な情報が必要な場合でも、仮名や分類名へ置き換えられないか検討しましょう。
ChatGPTの個人向けサービスでは、設定によって会話がモデル改善に利用される場合があります。設定のデータコントロールから、すべての人のためにモデルを改善する項目をオフにすると、新しい会話をモデル改善へ利用しない設定にできます。
なお、モデル改善をオフにすることと、チャット履歴を削除することは別の操作です。会話内容の公開範囲や安全対策まで確認したい場合は、ChatGPTの会話内容がほかの人に見られる原因と対策も確認してみてください。
ニュース・仕事・学習の活用例
ChatGPTのタスクは、毎回同じタイミングで繰り返している作業に向いています。ただし、すべてを自動化しようとするより、情報収集や準備など、人が判断する前段階を任せる方が失敗しにくいです。

ニュースを定期的にまとめる
毎朝、興味のある分野のニュースを要約させる使い方です。
平日の午前8時に、生成AIに関する重要ニュースを3件確認し、日本語で要約してください。各ニュースについて、発表元、発表日、何が変わったか、利用者への影響を整理してください。
単に最新ニュースと指定するだけでは、古い情報や重要度の低い話題が混ざる場合があります。対象期間、情報源、件数、必要な項目を指定するのがポイントです。
仕事の振り返りを習慣化する
週末に、進捗を振り返る質問を作らせる使い方です。
毎週金曜日の午後5時に、今週の仕事を振り返る質問を5つ提示してください。完了したこと、未完了のこと、来週優先すること、困っていること、改善できることを確認できる内容にしてください。
ChatGPTが実際の進捗を自動的に把握しているとは限りません。自分で回答するための質問を出す役割として使うと、無理なく継続できます。
会議前の準備を支援する
定例会議の前に、議題や確認項目を整理するタスクです。
毎週水曜日の会議開始30分前に、進捗、問題点、決めたいこと、担当者、期限を確認するチェックリストを作ってください。
会議内容や社内資料をChatGPTが自動で読めない環境では、具体的な進捗まで反映できません。その場合でも、確認漏れを防ぐための共通チェックリストとして使えます。
英語や資格学習に使う
毎日少量の問題を生成し、学習を始めるきっかけを作る活用例です。
毎日午後8時に、中学英語レベルの短い読解問題を1問作ってください。英文、設問3つ、解答、重要単語5つを日本語の解説付きで提示してください。
難易度、問題数、解説の形式を決めておくと、負担が大きくなりすぎません。毎日大量の問題を出す設定より、短時間で終わる量から始める方が続きやすいですよ。
予定や期限を知らせる
提出日、更新日、支払日などのリマインダーとして利用できます。
ただし、支払期限や契約更新など、通知を見逃すと大きな影響が出る予定をChatGPTだけに任せるのはおすすめできません。カレンダーや公式サービスの通知も併用し、ChatGPTは補助として使ってください。
変化があったときだけ通知する
監視タスクでは、予約枠、募集開始、公式発表などを確認し、条件を満たしたときだけ知らせるよう設定できます。
毎日1回、指定サービスの公式ページを確認し、申し込み受付が開始された場合だけ通知してください。開始されていない場合は通知しないでください。受付終了が確認できたら監視を終了してください。
終了条件を入れておくと、目的を達成した後も不要な確認が続くのを防げます。
失敗しにくいプロンプト
タスク機能で期待した結果を得るには、何をするかだけでなく、いつ、どの情報を対象に、どの形式で出力するかまで指定することが大切です。
私は、タスク用プロンプトを作るときに、次の7項目を確認する方法が分かりやすいと考えています。
- 目的
- 実行日時
- 繰り返し頻度
- 確認対象
- 出力形式
- 通知条件
- 終了条件
目的を明確にする
最初に、何のためのタスクなのかを書きます。
「ニュースを教えて」よりも、「仕事前に生成AIの重要な変更だけ把握したい」と目的を含めた方が、重要度を判断しやすくなります。
実行日時を具体的にする
毎日、毎週、平日のみ、特定の曜日など、実行タイミングを明確にします。午前と午後の間違いを防ぐため、24時間表記で指定する方法もあります。
曖昧な例:朝に知らせてください
具体的な例:平日の午前7時30分に知らせてください
厳密な時間が必要でない場合は、午前、午後、夜といった時間帯を指定する方法もあります。
対象範囲を絞る
最新情報を調べるタスクでは、対象が広すぎると重要度の低い情報が増えます。
- 対象となる会社やサービス
- 確認する公式ページ
- 過去何時間・何日分を対象にするか
- 除外するテーマ
- 優先する情報の種類
たとえば、ChatGPTの更新情報を知りたい場合は、SNS上の噂を広く集めるより、OpenAIの公式発表と公式ヘルプを優先するよう指定した方が正確性を高めやすいです。
出力形式を決める
件数、文字数、箇条書き、表形式、含める項目などを指定します。
各項目を、タイトル、要点、変更日、利用者への影響、確認が必要な点の順にまとめてください。重要なものから最大3件、全体を500文字以内にしてください。
情報量を増やしすぎると、毎回読むのが負担になります。通知で確認することを前提に、短く把握できる形式がおすすめです。
通知条件を指定する
監視タスクでは、変化がない日も通知するのか、重要な変化があったときだけ知らせるのかを書きます。
料金、利用条件、提供地域のいずれかに変更があった場合だけ通知してください。表現の微調整やページデザインの変更だけの場合は通知しないでください。
「何を重要な変化とするか」まで書くことで、不要な通知を減らせます。
終了条件を入れる
発売日、予約開始、合否発表などを待つタスクでは、目的を達成した後に停止する条件を加えます。
予約受付が開始されたことを確認して通知したら、この監視タスクを終了してください。
長く使う前提はメモリと分ける
文章の口調、専門用語の扱い、仕事の基本ルールなど、複数のタスクで共通して使う条件は、メモリやパーソナライズ設定へ保存した方が便利な場合があります。
ただし、メモリに保存した内容がタスクへ必ず同じ形で反映されるとは限りません。重要な条件は、タスクのプロンプトにも直接書いてください。
メモリと履歴、カスタム指示の違いを整理したい場合は、ChatGPTはどこまで覚えているかを解説した記事も参考になるかと思います。
目的+日時+対象+形式+通知条件+終了条件まで入れると、タスクの意図がかなり伝わりやすくなります。
ChatGPTのタスク活用まとめ
ChatGPTのタスク機能は、指定した日時にリマインダーを出すだけでなく、ニュースの要約、学習問題の作成、仕事の振り返り、情報の変化確認などを自動化できる機能です。
通常のチャットは、あなたがその場で質問して回答を得る使い方が中心です。一方、タスク機能は、将来の時刻や繰り返し条件を登録し、必要なタイミングで処理や通知を行う使い方が中心になります。
ただし、音声チャットやGPTsはタスクで利用できません。プロジェクト内のファイルを参照できない、Webhookによるイベント起点の自動化には対応していない、実行頻度は1時間に1回まで、といった制限もあります。
最初から複雑な業務を完全自動化しようとすると、確認漏れや期待とのズレが起こりやすいです。まずは、毎朝の情報確認、週1回の振り返り、忘れやすい予定の通知など、結果を自分で確認できる小さなタスクから始めてみてください。
タスクを作成した後は、次回実行時刻、通知設定、出力内容を確認し、必要に応じてプロンプトを調整します。使わなくなったものは一時停止または削除して、有効なタスクの上限を圧迫しないよう整理しましょう。
ChatGPTのタスクは、人の判断をなくす機能ではなく、忘れやすい確認や繰り返し作業を支える機能です。最終確認をあなた自身が行う前提で使えば、日々の作業を無理なく効率化できますよ。
対応プラン、利用上限、画面の名称、接続できるアプリは変更される可能性があります。利用を始める前に、正確な情報は公式サイトをご確認ください。

