ChatGPTに動画を送る方法|スマホ・PC別のやり方と代替手段
ChatGPTに動画を送りたいのに、「mp4を添付すれば見てもらえるの?」「スマホなら動画を送れる?」「動画のボタンが出てこないのはなぜ?」と迷っていませんか。画面上にはファイル添付やカメラ、音声モードなど似た機能が並んでいるため、初めて使うとかなり分かりにくいですよね。
最初に結論を整理すると、ChatGPTに動画を送る方法は、通常チャットへ動画ファイルを添付することと、スマホの音声モードでライブ映像を共有することを分けて考える必要があります。2026年8月時点のOpenAI公式ヘルプでは、通常の画像入力は動画を処理せず静止画のみが対象です。また、通常のファイルアップロードも、一般的なテキストファイル、表計算、プレゼンテーション、文書などが対応対象として案内されています。つまり、mp4やMOVを文書と同じ感覚でアップロードし、動画全編をそのまま解析してもらう方法を前提にしないほうが安全です。
一方、スマホでは条件を満たしていれば、音声会話中にカメラを使ってライブ動画を見せる方法があります。ただし、これは保存済みの動画ファイルをチャットへ添付する機能ではありません。「今映しているものを一緒に確認してもらう」ための機能です。ここを分けて理解するだけでも、「動画を送れない」と何度も添付を試す遠回りをかなり減らせますよ。
さらに、会議録画、授業、YouTube、セミナー、インタビューのような長い動画を要約したい場合は、動画本体にこだわらず、字幕・文字起こし・静止画へ分解してChatGPTに渡す方法が実用的です。この記事では、スマホとPCそれぞれの使い方、動画が送れない原因、無料版でできること、YouTubeの扱い、長尺動画を要約する方法、個人情報や著作権の注意点まで順番に整理します。
「自分の場合は結局どの方法を使えばいい?」というところまで判断できるようにまとめています。動画そのものを送ることが目的ではなく、あなたが欲しい情報をChatGPTから取り出すことがゴール。その視点で読むと、かなり分かりやすくなるかと思います。
- ChatGPTへ動画ファイルを直接送れるのか
- スマホでライブ動画や画面を共有する方法
- 動画が送れないときに使える字幕・文字起こし・静止画
- YouTubeや長尺動画を要約するときの失敗しにくい手順
ChatGPTに動画を送る方法を最初に整理

「ChatGPTに動画を送る」と検索する人の目的は、大きく分けると3つあります。ひとつ目は、スマホやPCに保存している動画ファイルをアップロードしたいケース。2つ目は、カメラで目の前のものやスマホ画面をリアルタイムに見せたいケース。3つ目は、動画そのものではなく、動画の中身を要約・分析してほしいケースです。
この3つは似ていますが、使う機能が違います。ここを曖昧にしたままだと、「+ボタンからmp4を選べない」「動画ボタンがない」「URLを貼ったのに内容と違う回答が返ってくる」といった問題につながります。まずはあなたの目的がどれに近いか確認してみてください。
| やりたいこと | 現実的な方法 | 向いている例 |
|---|---|---|
| 保存済み動画をそのまま添付したい | 通常チャットの対応ファイルとは分けて考える | mp4、MOVなどの録画データ |
| 目の前の映像を見せたい | 対象環境でAdvanced Voiceのライブ動画共有 | 機器、画面操作、現場の状況 |
| 動画の内容を要約したい | 字幕・文字起こし・静止画を渡す | 会議、講義、セミナー、インタビュー |
| YouTubeを要約したい | URLだけに頼らず字幕や本文情報も用意 | 解説動画、レビュー、講義 |
私なら最初にこの表でルートを決めます。「送れるかどうか」を延々試すより、「欲しい結果に必要な情報は何か」を考えるほうが早いからです。
動画ファイルはそのままアップロードできる?
まず一番気になるところですよね。2026年8月時点では、mp4やMOVなどの動画ファイルを通常チャットへ添付し、動画全編を通常の動画入力として解析してもらう方法を前提にはしないほうが安全です。
OpenAI公式のImage Inputs FAQでは、動画には対応せず、静止画のみを処理すると明記されています。また、ファイルアップロードのFAQでは、一般的なテキストファイル、表計算、プレゼンテーション、文書が対応対象として案内されています。動画ファイルはこの一般的な対応ファイル一覧には含まれていません。
公式情報を自分でも確認したい場合は、OpenAI Help Centerの画像入力FAQと、ファイルアップロードFAQを見ると整理しやすいです。ChatGPTは更新が速いため、この記事を読んだ時点で仕様が変わっている可能性もあります。最新情報は公式ヘルプを確認してください。
ここで注意したいのが、「512MBまでファイルをアップロードできるなら、500MB以下の動画も送れるのでは?」という考え方です。公式FAQにあるファイルサイズ上限は、対応しているファイルを利用するときの上限です。容量上限以内なら、どんな拡張子でも対応するという意味ではありません。この2つは切り分けて考えましょう。
もしあなたのChatGPT画面で動画ファイルを選べたり、特定の環境で処理できたりしても、それだけで「すべてのアカウントで通常サポートされている」とは判断しないほうがいいです。新機能は段階的に展開されたり、プラン、アプリ、地域、ワークスペースによって挙動が異なったりすることがあります。
- 保存済みmp4をそのまま解析させる前提にしない
- ライブ映像共有と動画ファイル添付を混同しない
- 動画内容の分析が目的なら字幕・文字起こし・静止画へ変換する
動画の内容をChatGPTへ読み込ませる具体的な選択肢をさらに詳しく見たい場合は、ChatGPTで動画を読み込む方法|字幕・音声・NotebookLMを使った実践ガイドも参考になります。この記事では「送る」に重点を置き、リンク先では動画を分析可能な素材へ変える手順をより細かく整理しています。
ChatGPTでライブ動画を見せる方法
保存済み動画のアップロードとは別に、スマホからカメラ映像をリアルタイムで見せる機能があります。OpenAI公式ヘルプでは、対象ユーザーがiOS・AndroidアプリでAdvanced Voiceを利用している場合、音声会話中にカメラボタンからライブ動画を共有できると案内されています。
手順はシンプルです。対応している音声会話を開始し、カメラボタンが表示されていればタップします。その状態でスマホのカメラを対象物へ向ければ、映しているものについて会話できます。終了したいときはもう一度カメラボタンを押します。
たとえば、次のような用途と相性がいいです。
- 家電や機械の表示を見ながら操作方法を確認する
- アプリやWeb画面の操作で迷っている場所を見せる
- 手元の物を映しながら違いや特徴を質問する
- 書類や図をカメラで見せながら説明を求める
ただし、2026年8月時点では音声機能にも注意点があります。OpenAIは新しいVoiceの「Live」を展開していますが、公式案内ではLiveは現時点で動画・画面共有には対応していません。動画・画面共有は、対象ユーザーがAdvancedを使う場合に利用できる形です。つまり、「Voiceを開けば必ず動画ボタンがある」とは限りません。
画面にカメラボタンが見当たらなくても、すぐ故障と判断しなくて大丈夫です。プラン、使用中のVoiceモード、アプリバージョン、地域、ワークスペースなどを確認してみてください。機能名や提供条件は今後も変わる可能性があるため、ChatGPT Voiceの公式ヘルプで現在の案内を確認するのが確実です。

「録画済み動画を送る」と「カメラで今の映像を見せる」は別機能です。ここを分けるだけで、ChatGPTの動画機能はかなり理解しやすくなります。
動画アップロードできない原因

ChatGPTに動画を送ろうとして失敗したときは、何度も同じ操作を繰り返すより、原因を順番に切り分けましょう。特に重要なのは、「動画ファイル自体が通常の対応対象ではないケース」と、「対応ファイルを使っているがアップロードエラーが起きているケース」を混ぜないことです。
mp4やMOVをチャット欄へドラッグして失敗しているなら、最初に疑うべきはファイルサイズだけではありません。動画そのものではなく、字幕や静止画へ切り替えたほうが早い可能性があります。一方、PDFやDOCXなど対応ファイルで失敗しているなら、アップロード上限、通信状態、ブラウザ、アカウントの利用状況などを確認する価値があります。
| 症状 | 考えられる原因 | 最初の対処 |
|---|---|---|
| mp4やMOVを選べない | 通常の対応ファイルとして扱われていない | 文字起こし・字幕・静止画へ切り替える |
| 動画ボタンが表示されない | Voiceモードや対象条件の違い | アプリと利用中のVoiceを確認する |
| PDFなどもアップロードできない | 利用上限、通信、ブラウザ等 | 時間を置く、再読み込み、別環境で確認 |
| 途中で処理が止まる | 素材が長すぎる、情報量が多い | 文字起こしを分割して入力する |
| 回答内容が動画とズレる | 元情報不足、字幕誤認識、URLだけで推測 | 字幕や静止画を追加し、推測禁止を指示 |
OpenAIのファイルアップロードFAQでは、対応ファイルについて1ファイル512MBのハード上限や、テキスト・文書では1ファイル200万トークンの上限などが案内されています。また、Freeではアップロード回数に別の制限があります。ただし、これらは「512MB以下の動画ならアップロードできる」という意味ではありません。この部分は誤解しやすいので注意してください。
対応しているファイルなのにエラーが続く場合は、次の順番で確認すると原因を絞りやすいです。
- ChatGPTを再読み込みする
- 正しいアカウントにログインしているか確認する
- 時間を空けて再度アップロードする
- アプリとブラウザを切り替える
- VPNや拡張機能など通信へ影響する設定を確認する
- OpenAIのステータスページで障害の有無を確認する
逆に、最初から動画形式でつまずいているなら、ブラウザ設定を延々変えるより、動画をテキスト化したほうが目的へ早く到達できます。私は「送信成功」より「分析成功」を優先するほうが、結果として作業時間を短くできると思っています。
スマホでChatGPTに動画を送る手順
スマホで動画を扱いたい場合は、「ライブで見せたい」のか「保存済み録画を分析したい」のかを最初に決めます。この2つで手順が完全に変わります。
今の映像を見せたい場合
対象条件を満たしている場合は、iPhoneまたはAndroidのChatGPTアプリでAdvanced Voiceを開始し、カメラボタンから映像を共有します。その場で見せたい対象をカメラに映し、「この部分を見てください」と目的を伝えましょう。
ここでのコツは、長時間ずっと映し続けないことです。「どこを確認してほしいか」「何を答えてほしいか」を先に1文で伝えると、会話が散らかりにくくなります。
- ChatGPTアプリを最新状態にする
- Voiceを開始する
- 利用可能ならAdvancedを使う
- カメラボタンを押す
- 「何を見てほしいか」を具体的に伝える
- 必要な部分だけ映して質問する
画面操作を相談したい場合は、対象環境なら画面共有も利用できます。カメラ映像より画面共有のほうが適している場面もあるので、「スマホの設定画面を確認したい」「アプリの操作手順を見てほしい」といった場合はこちらのほうが分かりやすいですよ。
保存済みの録画を分析したい場合
スマホに保存してある録画を分析したいなら、動画ファイルをそのまま送ることにこだわらず、まず素材を分解します。
- 音声が重要なら文字起こしを作る
- 映像が重要なら代表場面のスクリーンショットを撮る
- 特定場面だけなら開始時刻と終了時刻をメモする
- 全体の背景を説明する短い文章を添える
たとえば10分の操作録画で「3分20秒あたりからボタンが反応しなくなる」ことを相談したいなら、10分全部を扱わせる必要はありません。問題が起きる前後の静止画を数枚用意し、「この順番で操作したところ、最後の画面から進めません」と伝えるほうが、確認ポイントがはっきりします。
講義や会議の場合は、映像より音声情報が重要なケースが多いです。その場合は文字起こしに切り替え、「決定事項だけ抽出」「専門用語を初心者向けに説明」「話者ごとの意見を整理」と依頼したほうが実用的です。

スマホは「今起きていることを見せる」のが得意。保存済みの長い動画は「文字や静止画に変えて分析する」と考えると使い分けやすいですよ。
PCでChatGPTに動画を送る流れ

PCでは、スマホのようにカメラで目の前を見せることよりも、動画から必要な素材を整理してChatGPTへ渡す使い方が向いています。ファイル管理や文字起こし、スクリーンショットの整理がしやすいからです。
特に仕事や学習では、動画1本をそのまま扱わせようとするより、次のようなフォルダ構成にすると後で見返しやすくなります。
- 元動画
- 文字起こし
- 重要場面の静止画
- 専門用語や固有名詞のメモ
- ChatGPTに依頼した要約結果
この形なら、後から要約の内容が怪しいと思ったときも元動画へ戻れます。ChatGPTへすべてを任せるのではなく、「AIが確認しやすい材料を用意する」という考え方ですね。
PCでの基本手順は次の通りです。
- 動画の目的を確認する
- 必要なら字幕・音声から文字起こしを作る
- 映像が重要な場面だけ静止画を用意する
- ChatGPTへ文字起こしと画像を渡す
- 何を出力してほしいか具体的に指定する
- 重要箇所は元動画と照合する
たとえば商談録画なら「会話全体を要約してください」だけでなく、「顧客の要望」「懸念点」「次回までの宿題」「未回答の質問」に分けて整理するよう指定します。講義なら「章ごとの要点」「試験に出そうな用語」「理解確認問題」というように、最終的に何へ使うかまで指定すると結果が使いやすくなります。
macOSならChatGPT Recordも選択肢
会議や音声メモをこれから記録したい場合は、対象環境ならChatGPT Recordも選択肢になります。2026年8月時点のOpenAI公式案内では、Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの対象ワークスペースで利用でき、macOSデスクトップアプリから会議や音声メモなどを録音し、文字起こしと要約を作成できます。
これは「保存済み動画をアップロードして映像解析する機能」とは別です。音声中心の会議やブレインストーミングを残したい場合に向いています。
なお、OpenAIも文字起こしには誤りがあり得るため重要な情報を確認するよう案内しています。また、他の人を録音する場合は、地域の法律を確認し、適切な同意を得る必要があります。仕事の会議なら社内ルールも含めて確認してください。
最新の対応プランや利用条件は、ChatGPT Recordの公式ヘルプで確認できます。
無料版でChatGPTに動画を送れる?
「無料版でも動画解析できますか?」という疑問も多いですよね。ここも、「動画ファイルを送る」と「動画の内容を分析する」を分けると分かりやすいです。
通常チャットへ動画ファイルを直接渡す前提ではなく、文字起こしや字幕、静止画を使うのであれば、無料版でも動画内容の整理に活用できる場面があります。たとえば、YouTube字幕を貼って要点をまとめてもらう、講義の文字起こしから学習ノートを作る、動画の重要場面をスクリーンショットにして違いを質問するといった使い方です。
一方で、ファイルアップロード、Voice、画像などにはプランごとの利用上限があります。さらに、現在のVoiceでは、動画・画面共有がすべての利用者へ同じ条件で提供されているわけではありません。「無料版なら何分まで動画を送れる」という単純な比較はしないほうが安全です。
無料で試すなら、私は次の順番をおすすめします。
- 字幕や文字起こしを用意する
- 必要な場面だけスクリーンショットを撮る
- ChatGPTへ少量ずつ入力する
- 要約や質問への回答精度を確認する
- 必要な機能が足りない場合だけ上位プランを検討する
最初から課金ありきで考える必要はありません。あなたがやりたいことが文字起こしの要約なら、無料で足りることもあります。反対に、対象環境でライブ映像や画面共有を頻繁に使いたいなら、現行の提供条件を確認したうえで判断するのがいいかと思います。
プランや機能は変更されることがあるため、正確な最新情報はOpenAI公式サイトで確認してください。
ChatGPTに動画を送れない場合の代替方法

ここからが実用面ではかなり重要です。ChatGPTに動画ファイルそのものを送れなくても、動画の内容を分析する方法はあります。むしろ、目的によっては動画をそのまま扱うより、必要な情報だけ取り出したほうが結果を確認しやすいです。
私が特におすすめするのは、文字起こし+静止画+短い補足の組み合わせです。音声情報と映像情報を分けることで、どこから得た情報なのかも確認しやすくなります。
動画を文字起こしして送る
会議、講義、セミナー、インタビュー、YouTube解説のように「話している内容」が重要な動画なら、文字起こしが最優先です。動画を再生しながらすべて確認する必要がなくなり、ChatGPT側でも文章として検索・整理しやすくなります。
文字起こしを渡すと、次のような使い方ができます。
- 動画全体を短く要約する
- 話者ごとに主張を整理する
- 決定事項と未決事項を分ける
- 専門用語だけ抽出して説明する
- 重要な数字や固有名詞を一覧化する
- 学習用の質問や復習ノートを作る
- 記事や議事録の下書きを作る
ただし、自動文字起こしは万能ではありません。名前、製品名、専門用語、数字、外国語、複数人が同時に話す場面などでは間違うことがあります。特に「10万円」が「100万円」になっているような誤認識は、その後の要約にもそのまま影響します。
そのため、重要な情報を扱う場合は元動画と照合してください。ChatGPTへ渡す前に専門用語だけ修正しておくと、回答精度も上げやすいですよ。
重要場面を静止画にして送る
映像の変化そのものが重要な動画では、文字起こしだけでは情報が足りません。その場合は、必要な場面をスクリーンショットにして静止画として渡します。
たとえば操作解説動画なら、エラーが出る直前、エラー画面、操作後の3枚を用意します。スポーツフォームなら、動作開始、中間、終了の代表場面を抜きます。Web画面の録画なら、クリック前とクリック後を並べるだけでも状況が伝わりやすくなります。
静止画を送るときは、画像だけを並べるのではなく、それぞれの順番や目的を書いてください。
依頼例:
「1枚目が操作前、2枚目がボタンを押した直後、3枚目がエラー発生時です。この3枚から、画面上で確認できる変化だけを説明してください。分からない部分は推測せず、不明と書いてください。」
「推測せず、不明なら不明と答えて」と入れるのも大切です。画像だけでは動画全体の因果関係まで分からないため、見えていない情報をAIが補完したように話すのを防ぎやすくなります。
動画分析は字幕と静止画を組み合わせる
動画を本格的に分析したい場合は、字幕と静止画を組み合わせるのが使いやすいです。音声だけでは分からない画面情報を画像で補い、画像だけでは分からない会話や説明を文字起こしで補います。
たとえば商品レビュー動画なら、字幕から「メリット・デメリット・価格に関する発言」を抜き、商品の状態や画面比較はスクリーンショットで確認します。オンライン講義なら、発言内容は文字起こし、スライドの図表だけ静止画として追加します。
動画分析をさらに深く行いたい場合は、ChatGPT動画分析・解析の使い方と注意点も参考にしてください。動画要約だけでなく、分析用プロンプトや精度を上げる考え方までまとめています。
長い動画は分割して送る
1時間、2時間ある動画を扱うときは、全文の文字起こしを一度に投げて「全部まとめて」と頼むより、意味のまとまりごとに分割したほうが確認しやすいです。
分割するときは、機械的に10分ごとに切るより、話題の切れ目を使うのがおすすめです。たとえば次のようにします。
- 冒頭・前提説明
- テーマAの説明
- テーマBの説明
- 質疑応答
- まとめ
各ブロックを個別に要約したあと、最後に「ここまでの要約を統合して、重複を除き、全体の結論を整理してください」と依頼すると、長い動画でも扱いやすくなります。
さらに、途中の要約を残しておけば、「どのセクションから出てきた情報なのか」を追跡できます。一発要約だけより、誤りを見つけたときに修正しやすいのが大きなメリットです。
YouTube動画をChatGPTへ送る方法
YouTube動画をChatGPTで要約したい人も多いですよね。ここで一番注意したいのは、YouTube URLを貼っただけで、ChatGPTが必ず動画の映像と音声を最初から最後まで確認したとは限らないことです。
動画ページには、タイトル、説明文、字幕、概要など複数の情報があります。回答がそれらの情報に基づいている場合、動画全編を実際に解析した結果とは限りません。そのため、URLだけから返ってきた要約を重要な判断へそのまま使うのは避けたほうが安全です。
YouTubeはURLだけに頼らない
YouTubeを要約したい場合は、URLと一緒に字幕や文字起こしを用意できると精度を確認しやすくなります。字幕がある動画なら、そのテキストを材料として渡し、「この字幕の範囲だけを根拠にまとめてください」と依頼する方法です。
こうすると、ChatGPTが何を根拠に要約したのかが明確になります。URLだけだと「動画を読めているのか、それともページ情報から推測したのか」が分かりにくい場合がありますが、字幕を渡せば少なくとも材料は確認できます。
特に次の動画はURLだけに頼らないほうがいいです。
- 字幕がない動画
- 非公開や限定公開でアクセス条件がある動画
- 公開直後で情報取得が安定しない動画
- 長時間のライブ配信アーカイブ
- 専門用語や数字が多い動画
- 映像を見なければ意味が分からない動画
ChatGPTでYouTubeがうまく要約できない原因をさらに確認したい場合は、ChatGPTでYouTubeが要約できない時の対処法も参考になります。URLを貼っても内容がズレる場合の切り分けに向いています。
YouTube要約で使える質問例
字幕を用意したら、ただ「要約して」と頼むより、目的を絞ると使いやすい回答になります。
全体要約:
「以下はYouTube動画の文字起こしです。動画内で述べられている内容だけを使い、結論、根拠、具体例の3つに分けて要約してください。文字起こしから判断できない内容は補わないでください。」
商品レビュー:
「以下の文字起こしから、投稿者が述べているメリット、デメリット、使用条件、注意点を分けてください。事実と投稿者個人の感想も可能な範囲で区別してください。」
学習動画:
「この文字起こしを初心者向けの学習ノートにしてください。重要用語、要点、具体例、理解確認問題を分けてください。」
こうした指示なら、動画の用途に合わせて情報を再利用できます。特に長い動画では「全部短くして」より「何を残すか」を指定することが重要です。
ChatGPTで動画要約と文字起こしを活用する方法

ChatGPTに動画を送る目的が「内容を短時間で把握したい」なら、文字起こしと要約をセットで考えると便利です。文字起こしは元情報を残す役割、要約は必要な情報へ絞る役割があります。
要約だけ残すと、後から「この結論は動画のどこで言っていた?」と確認しづらくなります。逆に文字起こしだけだと、1時間の動画なら読むのにかなり時間がかかります。両方を残せば、普段は要約を読み、必要な部分だけ文字起こしや元動画へ戻れます。
会議動画を議事録にする
会議動画なら、まず文字起こしを作り、その後にChatGPTへ構造化してもらいます。単純な要約ではなく、議事録として必要な項目を先に指定するのがポイントです。
- 会議の目的
- 主な論点
- 決定事項
- 未決事項
- 担当者
- 期限
- 次回までに確認すること
ここで注意したいのは、話者名や担当者をAIに推測させないことです。文字起こしに話者情報がなければ、「担当者が明示されていない場合は不明としてください」と指定しましょう。
また、契約条件、金額、納期など重要情報は元動画や原資料と照合してください。整った議事録になっていると正しく見えますが、文字起こし段階の誤認識が残っている可能性があります。
講義動画を学習ノートにする
講義やセミナーなら、「短く要約」だけでは重要な説明まで削られることがあります。学習目的なら、要約より構造化を意識しましょう。
たとえば次のように依頼できます。
「以下は講義動画の文字起こしです。内容を勝手に補わず、1.重要概念、2.用語解説、3.講師が出した具体例、4.間違えやすい点、5.復習問題の順に学習ノートへ整理してください。」
図やスライドが重要なら、そのページだけスクリーンショットを追加します。「この画像は文字起こしの○○部分で表示されたスライドです」と関連を伝えると、文章と図を結びつけやすくなります。
レビュー動画から比較表を作る
商品やサービスのレビュー動画では、投稿者の感想と確認できる仕様を混ぜないことが大切です。レビューで「軽い」「使いやすい」「かなり速い」と言っていても、それは投稿者の感覚かもしれません。
そのため、ChatGPTへは「客観的に確認できる情報」「動画投稿者の評価」「根拠が示されていない主張」を分けるよう依頼すると便利です。
複数のレビューを比較する場合も同じです。それぞれの文字起こしを混ぜて一度に入れるより、「動画A」「動画B」と出典を分けておくと、どの意見がどこから出たのか確認できます。
ChatGPTに動画を送る際の注意点

動画には、文書以上に多くの個人情報が入りやすいです。顔、声、部屋の様子、住所が分かる背景、パソコン画面、通知、社内資料、他人の会話など、自分が意識していなかった情報まで映り込むことがあります。
「AIに分析させたいから」とそのまま共有する前に、本当にその情報まで必要なのか確認してください。動画を字幕や静止画へ分解する方法には、処理しやすくなるだけでなく、不要な情報を除けるというメリットもあります。
個人情報や機密情報をそのまま送らない
仕事の会議録画、顧客との商談、学校の授業、家族が写っている動画などを扱う場合は特に注意してください。あなた自身が動画を撮影したとしても、そこに映っている他人の情報を自由に外部サービスへ入力してよいとは限りません。
業務データなら会社の生成AI利用ルール、秘密保持契約、個人情報管理規程などを確認する必要があります。社内ルールで外部AIへの入力が禁止されている場合は、便利だからという理由でアップロードしないでください。
動画内容の要約だけが必要なら、次の方法で情報量を減らせます。
- 氏名をAさん、Bさんへ置き換える
- 顧客名や会社名を削除する
- メールアドレスや電話番号を消す
- 必要な発言だけ文字起こしする
- 背景や顔が不要なら静止画をトリミングする
- 社内資料が映る場面を除外する
「必要な情報だけ渡す」という考え方は、プライバシーだけでなく分析精度にもプラスです。不要な話題が減るため、ChatGPTも質問の対象へ集中しやすくなります。
ChatGPTのデータ設定も確認する
個人向けChatGPTを使う場合は、データコントロールも確認しておきましょう。OpenAI公式ヘルプでは、個人向けサービスで送信したコンテンツは、設定によってモデル改善に利用される場合があると案内されています。
モデル改善への利用を望まない場合は、ChatGPTの設定にあるData Controlsから「Improve the model for everyone」をオフにできます。設定内容や名称は変更される可能性があるため、実際の画面とOpenAIのData Controls FAQを確認してください。
Temporary Chatを使う方法もある
OpenAI公式ヘルプでは、Temporary Chatは履歴に残らず、モデル改善にも使われないと案内されています。安全上の目的でコピーが一定期間保持される場合はありますが、通常チャットとは扱いが異なります。
ただし、Temporary Chatだから機密情報を何でも送ってよいという意味ではありません。会社や取引先のルールが優先される場面もありますし、他人の個人情報や録音・録画には別の問題があります。Temporary Chatはリスク管理の選択肢のひとつとして考えてください。
録音・録画した相手の同意を確認する
会議や通話を録音・録画して文字起こしする場合は、録音対象者への配慮も必要です。地域によって録音に関する法律は異なります。OpenAIもChatGPT Recordの案内で、他人を録音する前に現地の法律を確認し、適切な同意を得るよう求めています。
特に仕事で使う場合は、「会議だから会社のもの」と単純に考えず、社内規程や参加者への案内を確認してください。録音データには声だけでなく、業務上の秘密や個人情報も含まれることがあります。
法律に関わる判断が必要な場合は、この記事だけで判断せず、最終的な判断は専門家にご相談ください。
著作権のある動画を丸ごと再利用しない
YouTube、オンライン講座、有料セミナー、映画、配信番組などは、内容に著作権があります。個人的に内容を理解する目的と、文字起こしをそのまま公開したり、要約を大量に転載したりする行為は同じではありません。
特に、有料コンテンツの全文文字起こしを第三者へ共有したり、動画の代替になるほど詳細な内容を公開したりする行為には注意してください。利用規約や権利関係を確認することが大切です。
ブログ記事や社内資料へ活用する場合も、AIの要約をそのままコピーするのではなく、必要な範囲で原典を確認し、自分の目的に合わせて情報を整理しましょう。
ChatGPTに動画を送るときのプロンプト例
動画の字幕や文字起こしを用意できても、質問が曖昧だと回答も曖昧になりがちです。ChatGPTへ送るときは、「何の素材なのか」「何を知りたいのか」「どんな形式で答えてほしいのか」をセットにしましょう。
動画を短く要約したい場合
「以下は動画の文字起こしです。この文字起こしに書かれている内容だけを根拠に、結論、重要ポイント、具体例の順で要約してください。固有名詞や数字は原文を確認し、不明な場合は推測しないでください。」
「書かれている内容だけ」と指定すると、動画外の一般知識を混ぜてほしくない場面で使いやすいです。
重要部分だけ抽出したい場合
「以下の文字起こしから、料金、日付、固有名詞、条件、注意事項が述べられている部分を抜き出してください。それぞれ周辺文脈も短く説明し、文字起こしに存在しない情報は追加しないでください。」
契約条件や製品比較動画などでは、一般的な要約よりこの方法のほうが確認しやすいです。ただし、抽出結果は必ず原動画や公式情報と照合してください。
静止画と文字起こしを一緒に分析する場合
「添付画像は動画内の重要場面を順番に抜き出したものです。あわせて文字起こしも添付します。画像から確認できる事実と、文字起こしから確認できる事実を分けて整理してください。因果関係が判断できない部分は推測せず、その旨を書いてください。」
映像と音声の両方を扱う場合は、このように情報源を分けさせると、「画像にないことまで見えたように説明する」といったズレを発見しやすくなります。
ChatGPTに動画を送る際によくある質問
ChatGPTにmp4動画を送れますか?
2026年8月時点のOpenAI公式ヘルプでは、通常の画像入力は動画を処理せず静止画のみが対象で、通常のファイルアップロードの対応形式も文書・表計算・プレゼンテーションなどを中心に案内されています。そのため、mp4動画を通常チャットへ添付して動画全編を解析する方法を前提にはしないほうが安全です。
動画内容を分析したい場合は、字幕・文字起こし・静止画へ変換して渡す方法を試してください。
iPhoneなら動画を送れますか?
保存済み動画ファイルの添付とは別に、対象ユーザーはiPhoneのChatGPTアプリでAdvanced Voiceを利用し、音声会話中にカメラからライブ動画を共有できます。
ただし、現在展開されている新しいLiveでは動画・画面共有に対応していないため、使っているVoiceの種類や対象条件によってカメラボタンが表示されない場合があります。最新条件は公式ヘルプで確認してください。
Androidでも動画共有できますか?
対象ユーザーであれば、AndroidアプリでもAdvanced Voiceからライブ動画や画面共有を利用できるとOpenAI公式ヘルプで案内されています。iPhoneと同様、保存済みの動画ファイルを通常チャットへ添付する方法とは別です。
PCではカメラ動画を共有できますか?
公式ヘルプで動画・画面共有の対象として案内されているのは、iOS・AndroidアプリのAdvancedです。PCでは、保存済み動画を直接扱うことよりも、文字起こし、字幕、スクリーンショットなどへ整理して通常チャットへ渡す方法が分かりやすいです。
ChatGPTにYouTubeのURLを送るだけで要約できますか?
URLだけで期待どおりの要約になるとは限りません。動画の字幕、公開状態、ページから取得できる情報などによって結果が変わります。重要な内容を確認したいなら、字幕や文字起こしを用意し、そのテキストを根拠として要約させるほうが検証しやすいです。
動画が長すぎる場合はどうすればいいですか?
動画全体を無理に一度で扱おうとせず、話題や章ごとに文字起こしを分けてください。各章を要約したあと、最後に要約同士を統合する方法なら、長尺でも内容を追いやすくなります。
動画の音声だけChatGPTで整理できますか?
音声内容を文字起こしへ変換できれば、そのテキストをChatGPTで要約・整理できます。また、対象のmacOS環境とプランであればChatGPT Recordを利用し、会議や音声メモを録音して文字起こしと要約を作る方法もあります。
動画を送ると学習に使われますか?
個人向けChatGPTでは、設定によって送信したコンテンツがモデル改善に利用される場合があります。モデル改善への利用を望まない場合はData Controlsを確認してください。Temporary Chatはモデル改善には使われないとOpenAI公式ヘルプで案内されています。
ただし、機密情報についてはデータ設定だけで判断せず、勤務先や所属組織のルールも確認してください。
ChatGPTに動画を送る方法の結論
ChatGPTに動画を送りたいとき、一番大事なのは「動画ファイルを添付すること」自体をゴールにしないことです。あなたが本当にやりたいのは、映像を見せて質問したい、会議を要約したい、YouTubeの内容を知りたい、操作ミスを見つけたい、といったことではないでしょうか。
2026年8月時点の情報を整理すると、通常チャットでmp4やMOVを文書のようにそのまま扱う前提ではなく、目的によって次の方法を使い分けるのが分かりやすいです。
| 目的 | 選ぶ方法 |
|---|---|
| 目の前の映像を見せたい | 対象環境のAdvanced Voiceでライブ動画共有 |
| スマホ画面の操作を見せたい | 対象環境の画面共有 |
| 会議・講義を要約したい | 文字起こしを作ってChatGPTへ渡す |
| 映像上の変化を分析したい | 重要場面を静止画として渡す |
| YouTubeを要約したい | URLだけに頼らず字幕や文字起こしを使う |
| 長尺動画を分析したい | 章ごとに分割し、最後に要約を統合する |
私は、「動画を送れない」と分かった時点で行き止まりだとは考えていません。むしろ、字幕、音声、静止画へ分けたほうが、どの情報を根拠にChatGPTが答えたのかを確認しやすくなります。要約の間違いを直すときも、元動画全体を見直すより楽です。
逆に、動画ファイルそのものへこだわると、対応形式なのか、容量なのか、プランなのか、アプリなのかと原因を探し続けることになります。まずは目的をひとつ決め、「今見せたいならライブ共有」「あとから分析したいなら文字起こしと静止画」と考えてみてください。
また、ChatGPTの動画・Voice・ファイル関連機能は更新される可能性があります。この記事では2026年8月時点のOpenAI公式案内を基準に整理していますが、実際に使う際は公式ヘルプやあなたのChatGPT画面も確認してください。
会議、取材、授業、顧客情報などを扱う場合は、送信前に個人情報、機密情報、録音・録画の同意も確認しましょう。便利さだけでなく、「本当にその情報を送る必要があるか」を一度考えることが大切です。法律・契約・医療・安全など専門判断が必要な内容については、最終的な判断は専門家にご相談ください。

今すぐ試すなら、短い動画をひとつ選び、「音声が重要なら文字起こし」「映像が重要なら静止画」に変えてChatGPTへ送ってみてください。動画ファイルを直接送れなくても、欲しい答えまでたどり着けるケースはかなり多いですよ。


