ChatGPTでジブリ風の画像を作りたいけど、iPhoneだとどこから触ればいいの?って迷いますよね。
最近はGPT-4oの画像生成が無料でも使えるようになって、写真をジブリ風に変換したり、ゼロからアニメ風イラストを作ったりがスマホだけでできる時代になりました。
ただ、無料版の回数制限、画像生成が遅いときの対処、ジブリ風プロンプトのコツ、そもそもジブリフィルター系アプリと何が違うのか、著作権は大丈夫なのか…気になる点も多いはず。
この記事では、iPhoneでのChatGPTのジブリ風画像生成やり方について基本から応用まで、あなたが詰まりやすいところをまとめて解決していきます。
iPhoneアプリの操作、画像生成の流れ、無料で楽しむポイントも一緒に押さえていきましょう。
- ChatGPTのジブリ風画像生成の基本と仕組み
- iPhoneで写真をジブリ風に変換する手順
- 無料版の制限や失敗しやすい点の対処
- ジブリ風っぽさを上げるプロンプトと注意点
iPhoneでできるChatGPTのジブリ風画像生成のやり方

まずは「iPhoneでChatGPTの画像生成を使ってジブリ風にする」最短ルートを整理します。
ここを押さえておけば、あとはプロンプトの工夫でいくらでも遊べますよ。
GPT-4o画像生成の機能
いまのChatGPTは、テキスト生成だけの道具じゃなくて、画像生成までまとめて使える“マルチモーダル”なサービスになっています。
特にGPT-4oの画像生成は、言語モデルと一体化しているのが大きな特徴です。
昔のDALL·Eみたいに「別の画像AIに投げる」感覚じゃなく、会話の流れのまま画像を作って、さらにその画像を土台に修正指示を出したり、別バージョンを作ったりできます。
ここ、iPhoneで触ると余計に便利に感じると思います。
たとえば「ジブリ風の色合いで」「80年代の手描きアニメ寄りで」「やわらかい逆光の夕方」みたいに、言葉でニュアンスを置くだけで絵作りが変わるんですよね。
しかも、テキストと画像の前後関係を理解してくれるので、同じチャットの中で“方向性をすり合わせながら作る”ことができます。
これは、他の単発フィルター系アプリにはない強みです。
iPhoneの場合は、公式アプリでもSafariなどのブラウザでも同じ4o画像生成が動きます。
違いはUIくらいで、出力の芯は同じ。
なので「アプリの方が軽い」「ブラウザの方が見やすい」みたいな、あなたの好みで決めてOKです。
なお、4o画像生成の提供範囲や仕組みはOpenAIが公式にアナウンスしています。
(出典:OpenAI公式 Introducing 4o Image Generation)
画像生成のUIや利用条件はアップデートで変わることがあります。
最新版の仕様はOpenAI公式の案内も必ず確認しておくと安心です。
テキスト生成と画像生成が“つながる”メリット
会話の流れで画像を作れると何がいいかというと、イメージのズレをすぐ直せることです。
最初の一枚が理想と違っても、「もう少し素朴なタッチで」「背景の草原を広げて」「人物を後ろ姿に」みたいに、簡単に“再指示→改善”のループが回せます。

特にジブリ風は、線の細さや色味のトーンが微妙に気になりやすいので、このループの速さはかなり効きますよ。
iPhoneで写真をジブリ風変換

手持ちの写真をジブリ風に変換する流れは、実際やってみると拍子抜けするくらい簡単です。
iPhoneでChatGPTアプリを開いたら、入力欄の横や下にある「+」をタップして写真を選ぶだけ。
アップロードが終わったら、あとは「この写真をジブリ風のイラストにして」と送信すれば、数十秒〜数分で変換画像が返ってきます。
ブラウザ版でも同じ手順で、画像の添付→指示→生成の3ステップです。
ただ、ここで一つだけ覚えておくと伸びるコツがあります。
単に「ジブリ風にして」だけでもそれっぽくなるんですが、もっと良い感じに寄せたいなら、写真の中の“空気感”を言葉で補ってあげるのがめちゃくちゃ効きます。
たとえば「夕暮れで逆光がきれい」「木漏れ日のある森」「ちょっと懐かしい色合い」「手描きアニメ映画みたいなやさしい線」みたいに、写真が持っている雰囲気を言語化して一緒に添えるんです。
すると、AIがその方向に強く引っ張られて、ジブリらしい“物語の一場面感”が乗りやすくなります。
あと、被写体が人物の場合は「顔のテイストが寄りすぎるのが怖い」「似顔絵っぽくなるのが苦手」という人もいると思います。
そういうときは「顔はアニメっぽい簡略表現で」「リアル寄りにならないように」「目や口をシンプルに」みたいな、仕上がりの境界線を先に引いておくと安定します。
逆に“完全に寄せたい派”なら「80年代の手描きジブリ映画のキャラデザイン寄り」「セル画っぽい質感」など、時代や質感を指定すると近づきやすいですよ。
- 光の状態(夕焼け、木漏れ日、曇りの柔らかさ)
- 背景の要素(田舎道、草原、静かな街並み)
- 描線の雰囲気(手描き、セル画、淡い線)
- 色のトーン(パステル、くすみ、暖色寄り)
最後に権利まわり。
SNS投稿や共有を考えているなら、他人の顔写真や有名人の写真は避けたほうが安全ですし、あなた自身の写真でも公開範囲によっては注意が必要です。

詳しくは当サイトのChatGPTで顔写真を使うときの安全と権利の考え方で整理しているので、気になるなら一度見ておくと安心です。
無料版の回数制限と目安
無料プランでも画像生成が使えるのは嬉しいんですが、やっぱり制限はあります。
いちばん体感しやすいのが1日の生成回数の上限です。
これは固定値じゃなくて、サーバーの混雑度や運用の変更で上下します。
一般的な目安としては「数回/日」くらい。
タイミングによっては3回前後で止まる日もあれば、もう少し作れる日もあります。
なので、無料利用で遊ぶときは「今日は何枚できるかな」くらいのゆるい構えがちょうどいいです。
無料版の回数制限は固定ではなく変動します。
「今日は作れたのに明日は回数が少ない」みたいなことも普通に起きるので、あくまで一般的な目安として捉えてください。
もう一つ、無料版は“回数”だけじゃなく“優先度”にも差があります。
混んでる時間帯だと生成待ちが長くなったり、同じチャットで連続生成しようとすると制限に早く引っかかることもあるのです。
逆に、空いている時間帯だとサクサク作れて、同じ日でも体験が全然違います。
無料と有料の違いをざっくり整理
| 項目 | 無料版 | Plus/Pro |
|---|---|---|
| 画像生成の質 | 基本同じ | 基本同じ |
| 1日の生成回数 | 少なめで変動 | 大幅に緩和 |
| 混雑時の優先度 | 低め | 高め |
| 追加機能 | 制限あり | DeepResearch等が拡張 |
「クオリティは同じだけど、回数と速度が違う」って理解しておけばOKです。
ジブリ風を何枚も試したい人、比較しながら微調整したい人は、Plus以上に上げるとストレスが一気に減ります。
料金やアプリ課金の違いは、ChatGPTアプリとブラウザの違い&課金方法にまとめています。

ちなみに、課金するかどうかは「使う頻度」で決めるのが一番ラクです。休日に数枚遊ぶくらいなら無料で十分。
毎日作る、ブログやSNSの素材に使う、ってなったらPlusの方が結果的にコスパ良いことが多いですね。
最終的なプラン判断は、あなたの用途に合わせて公式の料金表も見ながら決めてください。
ジブリ風のプロンプト例

ジブリ風の仕上がりは、プロンプトの作り方で7割決まります。
とはいえ、難しく考える必要はなくて、要はAIに“どんな世界のどんな空気を描いてほしいか”を丁寧に伝えればいいだけです。
私がいつも意識しているのは、情景+光+色+タッチ+感情の5つ。
ここを押さえると、ジブリっぽい“物語の匂い”が出やすくなります。
たとえば、ゼロから生成する場合ならこんな感じです。
- 「草原に立つ少女、遠くに小さな村、夕暮れの逆光、やわらかいパステル調、手描きアニメ映画風でジブリっぽく」
- 「静かな田舎道とレトロな家並み、朝の薄い霧、淡い暖色、セル画のような質感、やさしい物語の雰囲気でジブリっぽく」
被写体 / 場所 / 時間帯 / 光 / 色味 / アニメ映画風を順に入れると再現性が上がります。
写真変換の場合も同じで、「この写真をジブリ風にして」+5要素を足すイメージです。
日本語でも十分伝わりますし、むしろ日本語の方があなたの感覚を乗せやすいはず。
英語の方が安定しやすい場面もありますが、最初は日本語でガンガン試して、必要になったら英語化する、くらいでいいと思います。
“ジブリ感”が弱いときの追加フレーズ
もし出てきた絵が「ただのアニメ調」になってしまうなら、次のフレーズを足してみてください。
- 「懐かしさのある色調」「郷愁を感じる雰囲気」
- 「自然と生活が混ざった背景」「草木の細かな描写」
- 「やわらかい光と影」「少し霞んだ空気」
- 「絵本のような温度感」「静かなファンタジー」

逆に“寄りすぎが怖い”人は、「特定の作品やキャラに似ないように」「オリジナルの世界観で」と一言入れると、AIがギリギリを避けにいきます。
ここ、著作権的にも大事なラインなので、あとで触れる注意点につながりますね。
生成が遅い時の対処法
無料版で画像生成をやっていると、たまに「全然返ってこない…」ってなることがあります。
ここ、気になりますよね。
結論から言うと、iPhoneの性能不足よりも、サーバー混雑や無料枠の優先度が原因のことがほとんどです。
だから、対処も“端末をいじる”より“使い方を調整する”方が効きます。
- 夜や週末など混む時間帯を避ける
- 同じチャットで連打せず、少し間隔を空ける
- 一度アプリを再起動、またはブラウザ版に切り替える
この3つは超鉄板です。
特に「連打」はやりがちなんですが、無料版だと連続生成が“高負荷行動”として見られて、制限に早く引っかかることがあります。
だから、一枚投げて待つ→返ってきたら次、といった方が結果的に早いです。
それでも止まる場合の“あるある”
生成が進まないときは、実は裏で生成自体は終わっていて、表示側が止まってるだけ、ってこともあります。
そういうときは、以下の方法で復帰することがあります。
- チャットを一回下までスクロールして戻す
- 画面更新(ブラウザ)やアプリの再表示
- 別タブでChatGPTを開き直す
あと、画像サイズが大きいと時間が延びるので、ゼロ生成でどうしても遅いときは「アスペクト比は1:1」「解像度は控えめで」みたいに軽めの指定をするのも手です。

生成が遅いのは“仕様上の混雑”であるケースが多いです。
焦らず時間や条件を変えて試すのが一番ラクですよ。
iPhoneでのChatGPTジブリ風画像生成のやり方応用編

ここからは「もっとジブリ感を出したい」「動画やフィルターも試したい」人向けの応用パートです。
ChatGPT単体でやるやり方と、外部ツールの使い分けまで整理します。
ジブリフィルター無料アプリ5選
ChatGPTでジブリ風を作るのは自由度が高い反面、「とにかく一発でそれっぽくしたい」「プロンプト考えるの面倒かも」という人もいますよね。
そういうときに便利なのが、ジブリフィルター系の無料アプリやサイトです。
最近は“アニメ映画風”のプリセットがとにかく増えていて、ワンクリックで雰囲気が出ます。
代表的なものは次の5つ。
- PhotoDirector:AIアートのアニメ映画風が強い
- MyEdit:AIフィルターでジブリ風をプリセット化
- ToonMe:アニメ・ディズニー寄りの変換が得意
- AIMirror:SNS向けの派手めアニメ加工が多い
- Vance AI:Webでワンクリック変換
ざっくり言うと、アプリは“早さと手軽さ”が武器、ChatGPTは“こだわりと調整”が武器です。
たとえばSNS用にぱぱっと量産したいならアプリ側がラク。
逆に「この旅先の夕暮れを“あの映画の背景みたいにしたい”」とか、シーンのストーリー性まで作りたいならChatGPTの方が強いです。
どう使い分けると良いか
- まずアプリで試して“理想の方向性”を掴む
- もっと寄せたい場合にChatGPTで細部調整する
- 仕上げの色味や光はCanvaやSnapseedで整える

こういう順番にすると、プロンプト迷子になりにくいし、時間も節約できますよ。
PhotoDirector活用方法

PhotoDirectorは、ジブリフィルター系の中でも“遊び幅が広い”タイプです。
AIアート機能に「アニメ映画風」プリセットがあって、そこに写真を当てるだけで、かなりジブリっぽいタッチになります。
しかも、人物・風景どっちも対応していて、色味もやわらかく寄りやすいです。
使い方はざっくりこうです。
- PhotoDirectorを開いてAIアートへ
- スタイル一覧からアニメ映画風を選択
- 写真をアップして生成
ここまでは一瞬。
さらに面白いのが、PhotoDirectorは画像を動かせる機能も持っているところです。
ChatGPTで作ったジブリ風画像を持ち込んで「髪が揺れる」「視線が動く」みたいな短いアニメーションにすることもできます。
つまり、ChatGPTで“世界観を作る”、PhotoDirectorで“動きをつける”、という分業ができるんですよね。
動画化はツールごとに課金条件や制限が変わりやすいので、使用前にアプリ内の利用規約・料金表示を確認しておきましょう。

「とりあえず試したい」「プロンプトの調整よりテンプレで遊びたい」「SNSで映える加工をしたい」みたいな人にはかなり相性がいいです。
逆に、細かい背景や設定を“言葉で作り込む派”はChatGPTの比率を上げたほうが満足度が高いと思います。
ジブリ風動画にする手順
ジブリ風“動画”って聞くと難しそうに見えますが、やることは意外とシンプルです。
基本は「ChatGPTでベース画像を作って、それを外部の動画化AIに渡す」だけ。
iPhoneでもこの流れは変わりません。
- ChatGPTでジブリ風画像を作成
- PhotoDirectorかMyEditへ画像をアップロード
- 画像から動画生成でテンプレート動作を選択
最初の画像づくりは、前のプロンプト章の型をそのまま使ってOKです。
動きのつけ方は、最初は軽いテンプレから始めるのがコツ。
「髪がなびく」「振り向く」「ゆっくり歩く」みたいな、動きが少ないやつほど破綻しにくいです。
いきなり「複雑なダンス」「派手なアクション」みたいにすると、手足や背景が崩れやすいので、慣れてから挑戦すると安心。
動きが不自然になるときは、以下の3つの調整でだいぶ改善します。
- 最初の画像の姿勢をシンプルにする
- 背景がごちゃつきすぎない写真を使う
- 動画化AI側で“動きの強さ”を弱める

動画化した素材をSNSに出すなら、音源やキャラ寄せの問題も絡むので、公の場に出すときほど“オリジナル感”を強めたほうが安全ですね。
著作権と二次創作の注意

ジブリ風の画像生成は楽しい反面、著作権の話は避けて通れません。
ここ、ちょっと真面目にいきますね。
結論としては、作風や画風の“雰囲気が似るだけ”なら直ちに違法と断定されるものではない、というのが日本の公的な整理の方向です。
ただし、既存キャラクターに極端に似せたり、劇中の固有のモチーフやロゴをそのまま再現する場合は、著作権侵害になる可能性が出てきます。
つまり、“ジブリっぽい空気感”をオリジナルの構図やキャラで作るのは比較的安全寄り。
でも、「トトロそのもの」「千と千尋のシーンの再現」みたいに“具体物に踏み込む”とリスクが上がる、という線引きです。
とくに商用利用(販売、広告、素材配布など)はグレーになりやすいです。
個人で楽しむ範囲に留めるのが無難で、最終的な判断は専門家に相談してください。
避けたほうがいい具体例
- 既存キャラクターの名前や姿をそのまま指定する
- 作品名・ロゴ・特定の名場面を再現する指示を出す
- 著名人の顔をジブリキャラ化して公開・販売する
こういうのは、著作権だけでなく商標やパブリシティの問題も絡むので、個人利用でも慎重がいいです。
法律や運用は今も議論が続いていて、扱いは変わる可能性があります。

正確な情報は文化庁やOpenAIの公式見解を必ず確認してください。
最終的な判断は専門家に相談するのが安全です。
iPhoneでのChatGPTジブリ風画像生成のやり方まとめ
iPhoneでのChatGPTジブリ風画像生成のやり方は、写真をアップして「ジブリ風にして」と伝えるだけでも十分楽しめます。
最初はそれだけでOK。
そこから「どんな光?」「どんな空気?」「どんな線?」を少しずつ言葉にして足していくと、ジブリらしい温度感がぐっと乗ってきます。
無料版でもGPT-4o画像生成は試せますが、回数制限や混雑による遅さは起きやすいです。
なので、週末に数枚遊ぶくらいなら無料で十分。
もっと作り込みたい、何度もリテイクしたい、という段階に入ったら、Plusの導入を検討するとストレスが減ります。
クオリティは基本変わらないので、“快適さに課金するかどうか”の話だと思ってください。
そして一番大事なのは、ジブリのキャラや場面をそのまま再現する方向に寄せすぎないことです。
オリジナリティのあるモチーフで空気感だけ借りる、これが安全に長く楽しむ最大のコツ。
あなたの写真や発想が、ジブリ風の世界でちょっと別の物語になる、そんな遊び方が一番気持ちいいはずです。
迷ったら、まずは一枚作ってみましょう。
そこから出てきた結果に合わせて、プロンプトやツールを少しずつ整えていけば、iPhoneだけでも十分“あなただけのジブリ風ワールド”が作れますよ。




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