AIの男の髪型生成における呪文決定版|髪型指定プロンプトの作り方
AIで男キャラを作るとき、髪型の指定がうまく効かず「結局いつも同じ髪になる」と悩みがちです。わかります、髪は印象の大半を決めるので、ここがブレると全部が崩れます。
この記事では、AI髪型の呪文で男キャラを安定させるために、Stable Diffusionのプロンプト設計を軸に、アニメ風と実写風を分けて整理します。短髪・長髪・前髪(センターパート、横分け、オールバック)まで、使いやすい単語をまとめ、SDXLやLoRA、inpaint、ControlNetなど「効かせ方」のコツも扱います。
さらに、にじジャーニーやMidjourney、SeaArt、Geminiといった環境でも考え方を流用できるように、呪文集の見方と調整手順を一貫させます。あなたの目的が、ツーブロックやフェード、マンバン、ドレッド、ウェーブなど“髪型のバリエーション”なら、ここで迷いを減らせます。
- 男キャラの髪型が安定しない原因と対策
- アニメ風と実写風で使い分ける髪型プロンプト
- SDXLやLoRAを前提にしたモデル選びのコツ
- male指定や重み付け、inpaintでの最短調整手順
AIの男の髪型|呪文で作る基本
まずは「髪型の単語を増やす前に、設計を整える」パートです。髪型プロンプトは、単語の正解探しというより、モデルに伝わる形に並べるのが近いです。ここができると、髪型を変えても顔や雰囲気が崩れにくくなって、修正回数がガクッと減りますよ。
生成結果は、モデル・LoRA・UI・設定(解像度やサンプラーなど)に強く依存します。本記事の例はあくまで再現性を上げるための手順であり、出力を保証するものではありません。
利用規約や課金、機能の最新仕様は変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
Stable Diffusionでの男の髪型プロンプト
Stable Diffusionで男キャラの髪型を狙うなら、最初にやるべきは「髪型」ではなく男性として認識させる土台を固めることです。ここ、気になりますよね。髪型単語だけを足すと、髪は変わったのに顔が中性的になったり、別人になったり、全体の雰囲気が崩れたりします。原因はシンプルで、モデル側が「人物の中心情報」を取り違えるからです。
まずは“男の土台”を固定する
私が安定させるときに意識するのは、「性別」「年齢感」「顔の方向性」を先に決めることです。髪型って実は“後から乗せる情報”なので、土台がブレていると髪型が当たっても全体が破綻しがちです。
- 人物の前提:male / man / boy(年齢感が必要なら young man など)
- 顔の方向性:masculine face、defined jawline、stubble(必要なときだけ)
- 髪型の核:short hair / long hair / buzz cut など
- 前髪・分け目:swept bangs / center part / side part
- 質感・仕上げ:natural texture、matte finish、barbered、clean edges
テンプレ化すると“迷い”が消えます
ポイントは、髪型の単語を大量に詰め込むのではなく、1回の生成で変える要素を絞ることです。髪型をいじる回は、髪型だけに寄せて、服や背景をいったん固定した方が当たりが早いです。私は「人物の土台」「髪」「服」「光」「背景」をパーツ化して、毎回コピペで組み替えます。これをやると、失敗したときも原因が追いやすいんですよ。
テンプレの例(このままコピペして自分用に改造すると楽です)
male, young man, masculine face, (short hair:1.1), swept bangs, natural texture, clean edges, portrait, soft lighting
ネガティブ(必要な人だけ)も“塊”にしておくと管理がラクです。例えば「女性寄りに倒れるのを抑える」「前髪が変な形になるのを抑える」みたいに、目的別に分けておくイメージです。
ControlNet・inpaintを“前提”にすると強い
プロンプトだけで髪型を100点に寄せようとすると、試行回数が増えがちです。私は、髪型が重要な案件ほど、最初から「構図はControlNetで固定」「前髪はinpaintで調整」という前提で組みます。髪型は変えたいけど顔や表情は崩したくない、って状況が多いので、固定できるものは固定しちゃうのが正解だと思います。

プロンプト全体の組み立てが不安なら、用途別にテンプレを作っておくと管理が楽です。私は「人物の土台」「髪」「服」「光」「背景」で分割してストックし、必要な塊だけ差し替えます。ベース設計の考え方は下記の記事の方が体系的なので、テンプレ作りの参考にしてください。
アニメ風の短髪はshorthair・spikedhair
アニメ風の短髪は、単語がシンプルでも通りやすい一方、モデルによっては「少年っぽさ」が強く出がちです。短髪ほど顔が見えるので、男性の土台(male / masculine face)を先に置いてから髪型に入るのがおすすめです。ここ、地味なんですけど効きます。髪型を当てたいときほど、先に“男っぽい顔の方向”を決めるのがコツです。
短髪は“輪郭”と“毛束”が命
アニメモデルは、髪の“線”や“束感”をそれっぽく描きますが、現実のバーバースタイルの細部(刈り上げのグラデーションなど)は曖昧になりやすいです。なので私は、短髪のときほど「barbered」「clean edges」など仕上げ語を少量足して、輪郭の情報を補います。やりすぎると髪が硬くなるので、足すのは少しでOKです。
| 狙い | 日本語イメージ | 英語プロンプト例 | 効きが弱いときの補助 |
|---|---|---|---|
| 定番 | ショートヘア | short hair | neat, clean edges |
| 動き | ツンツンヘア | spiked hair | textured, choppy layers |
| 刈り上げ感 | フェード寄り | high top fade | undercut, barbered |
| 短め | ピクシーカット | pixie cut | very short hair |
| ラフ | ぼさぼさ | unkempt hair | messy, natural texture |
| 極短 | 坊主〜剃り | buzz cut / shaven head | studio lighting |
“キャラの役”に合わせて短髪を作る
短髪は種類が少ないようで、実は「前髪」「毛束」「清潔感」の3点で印象が大きく変わります。たとえば主人公系なら short hair + swept bangs + soft lighting で爽やかに寄せられますし、不良・戦闘系なら spiked hair + sharp jawline(やりすぎ注意)+ hard light で尖らせられます。大事なのは、髪型だけでなく“雰囲気単語”も少しだけ合わせること。髪だけ変えると浮くことがあるので、空気感も揃えるのが早いです。

短髪が思ったより長く出るときは、髪型の語を足すより重み付けを少しだけ(例:(short hair:1.1))にした方が効く場合があります。逆に盛りすぎると頭の形が破綻するので、上げるのは小さくが安全ですよ。
アニメ風長髪はmanbun・ponytail
アニメ風の長髪は、雰囲気が出しやすい反面、モデルによっては中性的に寄りやすいです。ここは迷わず、male / man / boy を髪型の前後に置いて調整します。長髪って“美形”に寄せやすいので、男らしさを残したいなら、先に土台を固めたうえで、髪型を後から乗せるのが安定ルートです。
長髪は「長さ→まとめ→質感」の順が安全
髪型の単語は、まず「長さの核」→「まとめ方」→「質感」の順で積み上げると破綻しにくいです。いきなり ponytail とか man bun だけ入れると、髪が中途半端な長さになったり、まとめ方が曖昧になったりします。long hair を置いてから ponytail、さらに自然さを出すなら layered long hair や shaggy long hair を足す、みたいな順番が効きやすいです。
| 狙い | 日本語イメージ | 英語プロンプト例 | 雰囲気の補助 |
|---|---|---|---|
| 長さ | ロングヘア | long hair | natural texture |
| 動き | レイヤーロング | layered long hair | soft layers |
| まとめ | ポニーテール | ponytail | hair tie |
| まとめ | マンバン | man bun | forehead visible |
| ラフ | シャギー | shaggy long hair | casual, messy |
| ラフ | 寝ぐせ | bedhead | morning light |
男らしさを残すなら“骨格の一貫性”
長髪で「男らしさ」を残したいときは、髪を盛るより先に骨格の一貫性を作る方が安定します。jawline や cheekbones などは入れすぎると不自然になるので、必要なときだけ少量で十分です。あと、長髪は顔が“隠れる”ぶん、モデルが顔を適当に整えがちです。なので私は、portrait のときほど masculine face を入れて、顔の方向性を固定します。

アニメモデルの中には、女性向けデータで学習されていて、長髪にすると自動で中性的に寄るものがあります。これは“あなたのプロンプトが悪い”というよりモデル特性のことが多いです。無理に戦うより、モデルを変えるか、inpaintで顔を戻すのも現実的ですよ。
アニメ風前髪はsweptbangsなど
前髪は、キャラの“性格”まで決める要素なので、私はここを丁寧にやります。前髪の単語は効くモデルと効かないモデルがあるので、効きが弱いときは「分け目」よりも先に額を見せる/隠すの大枠を作ってから微調整します。ここ、地味に沼りやすいですよね。分け目指定だけで戦うと、何十枚作っても揃わない…みたいになりがちです。
前髪は“分類”で考えると早い
私は前髪を「流す」「切る」「上げる」「分ける」「隠す」の5タイプに分けて、どれを狙うか決めてから単語を選びます。例えば“爽やか”を狙うなら swept bangs、“モード”なら blunt bangs、“強そう”なら slicked back hairstyle のように、性格と前髪が直結するイメージです。
| 狙い | 日本語イメージ | 英語プロンプト例 | ズレるときの対処 |
|---|---|---|---|
| 爽やか | 流し前髪 | swept bangs | (swept bangs:1.1) |
| 小物 | ピン留め | swept bangs hairclip | hairclip を最後に追加 |
| 直線 | ぱっつん | blunt bangs | straight cut, heavy fringe |
| 額出し | オールバック | slicked back hairstyle | forehead visible |
| 分け目 | センター分け | center part | middle part を併用 |
| 分け目 | 横分け | side part | side swept hair |
| 軽さ | ふんわり | feathered bangs | soft lighting |
効かないときは“前髪だけinpaint”が最短
それでも前髪が言うことを聞かないなら、私は割り切って髪型を固定→inpaintで前髪だけ修正します。全体の当たりを守りながら、前髪の差分だけを作れるので、時間の節約になります。やり方はシンプルで、まず顔と髪型が良い一枚を作って保存、次に前髪だけマスク、最後に前髪単語(center part など)を足して回す。これで「表情はそのまま、前髪だけ変える」が現実的になります。

前髪が暴れるときは、背景や服の情報が強すぎる場合もあります。前髪調整の回は、背景をシンプルにする、髪以外の装飾を減らす、といった“引き算”が効きますよ。
実写風短髪はツーブロック・フェードなど
実写風の短髪は、アニメよりも「髪の束感」「頭皮のニュアンス」「刈り上げの境界」が見えやすい分、曖昧な単語だと“それっぽい短髪”で止まりがちです。ここは髪型ワードだけで押すより、バーバーのディテール語を合わせた方が早いです。ここ、気になりますよね。ツーブロックやフェードって、言葉としては簡単なのに、AIだと意外と再現がブレます。
実写短髪は“床屋の言葉”が効きやすい
私が実写短髪でよく組む塊は、次のようなイメージです。髪型の単語だけでなく、仕上げの情報(barbered、clean edges、matte finish)を足すと、輪郭のキレが出やすいです。逆に、仕上げ語を入れないと、髪がのっぺりして“カツラ感”が出ることがあります。
私が実写短髪でよく組む塊は、次のようなイメージです。
- 髪型:short hair / buzz cut / caesar cut / mohawk
- 仕上げ:barbered / clean edges / matte finish / natural texture
- 刈り上げ感:fade / undercut / two-block haircut(効きはモデル次第)
“同じ意味の別ワード”を用意しておく
注意点として、髪型用語は「英語として正しい」だけでは足りず、モデルが学習しているタグに寄せる必要があります。たとえば two-block haircut を狙う場合でも、モデルによっては undercut や fade の方が通りやすいことがあります。なので私は、1つの髪型に対して“言い換え候補”を2〜3個持ちます。これだけで当たり率が上がります。
| 狙い | まず試す | 次に試す | 仕上げ補助 |
|---|---|---|---|
| フェード | fade | tapered sides | clean edges |
| アンダーカット | undercut | disconnected sides | barbered |
| 短髪の束感 | textured short hair | choppy layers | matte finish |
| モヒカン系 | mohawk haircut | faux hawk | raised center strip |
照明で“刈り上げ”が見えるようにする
短髪ほど照明の影響が大きいので、輪郭が潰れるなら「studio lighting」や「softbox light」などで髪の立体を取り戻すのも手です。髪型を変えるのに、光を変えるのは遠回りに見えて、実は最短だったりします。刈り上げの境界は、影がないと見えないので、光を整えるだけで“それっぽさ”が一気に上がります。

実写風は、写真的な表現に寄るぶん、人物の扱い(肖像や権利)にも注意が必要です。商用や公開前提なら、利用規約や権利関係は必ず公式の案内をご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
実写長髪はwavy・dreadlocksなど
実写長髪は、ワードが反映されないことがあるので、私は「単語の種類を増やす」よりも「文章で状態を書く」に寄せます。たとえば wavy hair を入れても弱いときは、髪の質感・方向・量感を追加して、モデルに判断材料を渡します。ここ、地味に差が出るところで、短髪よりも“説明力”が必要になります。
長髪は「長さ」「ウェーブの強さ」「毛束」をセットで
wavy hair だけだと、ほんの少しうねる程度で止まったり、逆にカールが強すぎたりします。なので私は「shoulder-length」「loose waves」「defined strands」みたいに、長さとウェーブの強さを文章で補います。髪の量感も「thick hair」「thin hair」などで補助できる場合があります。
- straight long hair + natural texture + soft lighting
- wavy hair + defined strands + subtle highlights
- dreadlocks hair + thick dreadlocks / thin dreadlocks(本数感の補助)
- hair pulled back + forehead visible(額出しで破綻回避)
“まとめ髪”は破綻回避に強い
長髪で崩れやすいのは、顔まわりの毛束と、髪の流れの整合性です。そこで便利なのが hair pulled back です。髪を後ろにまとめる指定は、顔まわりがスッキリするので破綻しにくく、さらに forehead visible を足すと、前髪の暴れも抑えやすいです。マンバンやポニーテール寄りの雰囲気を作るときも、この“まとめ髪”は使えます。
髭・肌のディテールが“引っ張られる”問題
ひとつだけ落とし穴があります。実写系は、髪型を変えると髭や肌ディテールまで“引っ張られる”ことがあります。大人に寄せたいなら stubble や beard を足し、逆に不要ならネガティブ側で抑える、といった一貫性の管理が効きます。

髪型だけ変えたいのに顔が別人になるときは、髪の問題というより“人物の定義が弱い”ことが多いです。
AIの男の髪型|呪文を安定させるために
ここからは「どのサービスでも通用する運用」です。にじジャーニーやMidjourney、SeaArt、Geminiなど、環境が違っても、髪型の当て方は手順化できます。呪文の暗記より、手順の固定。これができると、迷いが減って作業が一気に速くなりますよ。
にじジャーニーとMidjourneyの髪型
にじジャーニーやMidjourneyは、Stable Diffusionほど細かい設定が前提にならない分、言葉選びと優先順位がより重要になります。ここ、気になりますよね。「同じ髪型単語を入れてるのに、毎回ちがう」ってなりがちです。私は次の順で整えます。
- キャラの方向性(年齢感・雰囲気・職業など)を先に固定する
- 髪の大枠(short hair / long hair / buzz cut)で外さない
- 前髪・分け目(center part / side part / swept bangs)で性格を付ける
- 仕上げ(messy / neat / glossy / matte)で空気感を揃える
“髪型だけ変えたいのに全部変わる”の対処
「髪型だけ変えたい」のに全体が変わるときは、髪型以外の語が強すぎるサインです。髪型を差分にする回は、服や背景の語を減らし、髪に割く“枠”を増やすと安定します。特に、装飾が多い衣装や派手な背景は、モデルの注意がそっちに持っていかれます。
再現性は“条件の固定”がカギ
同じ方向で髪型だけ変えたいなら、可能な範囲で条件を固定します。例えば、同じ構図、同じ雰囲気、同じ人物像を繰り返し出しやすい仕組み(同じ設定値を固定できる機能)があるなら、それを使うのが近道です。

使える範囲はツールで違うので、まずは「文章を短くして重要語を前に置く」「髪型以外の語を減らす」だけでも十分効きますよ。
SeaArt・Gemini髪型プロンプト
SeaArtのようにモデルやLoRAを選んで回すタイプは、Stable Diffusionと同じ発想が通ります。特に、プロンプトの整理だけで再現性が上がるので、私はカテゴリ分けを徹底します(人物/髪/服/光/背景)。ここ、やる人少ないんですが、やると一気に安定します。
カテゴリ分けの基本(迷ったらここ)
まず人物(male、年齢感、顔の方向性)を固定し、次に髪(長さ→前髪→質感)を組み、最後に光と背景を薄く添えます。髪を変えたい回は、服と背景を“同じ塊”にしておき、髪だけ差し替えます。これで「髪型の違い」が見えやすくなるし、比較もしやすいです。
- 服:毎回同じ(例:plain t-shirt などシンプル)
- 背景:simple background / studio background
- 光:soft lighting(まずこれで様子見)
- 変えるのは髪だけ:short hair→long hair、center part→side part など
プロンプトの書き方で迷ったら、まず「順番」と「カテゴリ分け」を整えるのが早いです。実務寄りの手順は下記が参考になります。
Geminiは“単語より文章”が強い場面がある
Geminiのように“文章で指示する”寄りの環境でも、考え方は同じです。単語羅列が効きにくいときは、髪の状態を文章化します。たとえば「額が少し見えるセンターパート、自然な束感、マットな質感、清潔感」といった具合に、髪型を構造として伝えるとブレが減ります。単語に頼りすぎず、髪の“見た目の条件”を言語化するのがコツです。

サービスごとに、生成のルールや表示制限、検索仕様は変わります。最新の仕様は公式サイトをご確認ください。特に仕事や商用に使う場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
SDXLモデルとLoRA選び
髪型が安定しない原因の上位は、プロンプト以前にモデルの方向性が合っていないことです。アニメ寄りモデルで実写の刈り上げを狙う、実写寄りモデルでアニメの記号的前髪を狙う、などはどうしても限界が出ます。ここ、気になりますよね。「呪文が悪いのかな?」って思いがちですが、モデルの相性が原因のことも多いです。
SDXLは“情報量が増える”ぶん重くなりやすい
SDXL系は、表現力が上がる代わりに計算量やメモリ消費が増えやすい傾向があります。実際、SDXLは従来より大きい構成(より多い注意機構や追加のテキストエンコーダ等)を取り入れて高品質化しています。技術的な背景を一次情報で確認したい場合は、SDXLの技術報告が参考になります。(出典:Stability AI『SDXL: Improving Latent Diffusion Models for High-Resolution Image Synthesis』)
LoRAは“最後に足す”と原因切り分けが楽
LoRAを使うなら、私はまず「ベースモデルの世代」と「画風の方向性」が合っているかを確認します。ここがズレると、頑張って呪文を調整しても、そもそも乗りません。順番としては、①ベースモデルだけで人物が安定するか確認、②髪型がある程度狙えるか確認、③最後にLoRAでディテールを足す、が失敗しにくいです。
- まずは「アニメ寄り」か「実写寄り」かを決める(混ぜるのは後)
- 髪型が主役なら、髪や人物に強いモデルを優先する
- LoRAは最後に足す(最初から足すと原因切り分けが難しい)
LoRA強度は“控えめ”から上げる
LoRAは強くかけるほど情報が乗りやすい反面、人物そのものが別人になったり、髪型以外が崩れたりしやすいです。私はまず控えめ(弱め)で当たりを見て、足りなければ少しずつ上げます。こうすると「どこから崩れたか」が見えるので、戻すのも簡単です。

SeaArtでのLoRA運用(SDXL/SD1.5の前提合わせなど)は、下記の記事がかなり具体的です。
male指定と(髪型:1.3)調整
男キャラの髪型が崩れるとき、私が最初に疑うのは「男性指定が弱い」「髪型が弱い」「前髪が暴れている」の3つです。ここは感覚ではなく、チェック項目にして順に潰すのが勝ち筋です。悩むポイント、わかりますよ。1個ずつ潰すだけで、試行回数がかなり減ります。
male指定は“先頭固定”が強い
中性的に寄るなら、まず male / man / masculine face を先頭側に固定します。次に、必要なら defined jawline や stubble を少量。やりすぎると不自然になるので、私は「足りないときだけ足す」運用にしています。特にアニメ系モデルでは、長髪や柔らかい光を入れると自動で中性的に寄ることがあるので、maleの位置を前にするだけでも効く場面が多いです。
それでも寄る場合は、髪型の前後にも male/man を置いて“強制的に男側へ”倒します。ただし、同じ単語を増やしすぎると不自然な顔になることもあるので、増やすより「位置」と「競合語の削除(女性寄り語が混ざっていないか)」を先に見ます。
重み付けは“控えめ”から始める
多くのUIでは、括弧やコロンで重み付けができます(例:(hairstyle:1.2) のような形)。ただし、仕様や効き方はツールで差があるので、いきなり強くせず、1.1〜1.2くらいの控えめから試すのがおすすめです。髪型が強すぎると、頭の形そのものが破綻することがあります。
私の体感では、髪型の重みを上げるより、まず「髪型の核(short hair/long hair)」を確実に置いて、次に前髪を1つだけ足す方が安定します。重み付けは最後の微調整として使うと、事故が少ないですよ。
前髪はinpaintが最短の場面がある
分け目(center part / side part)が効かない、swept bangsが微妙にズレる、といったときは、全体を崩してやり直すより、髪型を固定してinpaintで前髪だけ直す方が早いです。私は「全体の当たりを保存する」ことを優先します。特に、顔の造形が気に入っている場合は、髪型だけのために全部捨てるのはもったいないです。

inpaintのコツは、マスク範囲を広げすぎないこと。前髪のラインだけ変えたいのに、頭頂部まで塗ると髪全体が別物になりやすいです。前髪の境界と少しだけ周辺を含めるくらいが、狙い通りになりやすいです。
- 男性指定(male/man)を先頭側に固定
- 髪の大枠(short hair/long hair)を決める
- 前髪(swept bangs/center part)を1つだけ足す
- 効きが弱いなら重み付けを小さく追加
- 前髪だけ崩れるならinpaintに切り替える
AI髪型の呪文|男キャラのまとめ
AI髪型の呪文で男キャラを作るコツは、髪型単語の暗記ではなく、土台→髪→前髪→仕上げの順で、原因を切り分けながら詰めることです。アニメ風と実写風は別物として扱い、モデルの方向性を先に合わせると迷いが激減します。ここ、今日からすぐ効きますよ。小手先の単語追加より、“順番”の方が強いです。
症状別の“即席診断”
最後に、よくある詰まりポイントを症状で分けて、対処をまとめます。あなたの状況に近いものから試すと、かなり時短になります。
| 症状 | まずやること | 次にやること |
|---|---|---|
| 男っぽさが消える | male/manを先頭固定 | masculine faceを少量追加 |
| 髪型が効かない | 髪の核(short/long)を明記 | 言い換え候補を試す |
| 前髪だけズレる | 前髪単語は1つだけに絞る | inpaintで前髪だけ修正 |
| 刈り上げが出ない | fade/undercut + clean edges | 照明(studio lighting)を調整 |
| 長髪が破綻する | hair pulled backでまとめる | 質感・量感を文章で補う |
最後に、今日から使えるチェックリストです。
- male/manを先頭側に置いて男の土台を固定したか
- 髪型は「大枠1つ+前髪1つ」から始めたか
- アニメ風と実写風で単語の選び方を分けたか
- モデルやLoRAの世代・方向性が噛み合っているか
- 崩れる部分だけinpaintで直す判断ができているか
この流れで進めれば、短髪・長髪・前髪の差分が作りやすくなり、髪型のバリエーションも一気に増えます。もし「髪型の単語をもっと増やしたい」段階に来たら、まずは“同じ意味の別ワード”を2〜3個ずつ増やしていくのが安全です。焦らず、順番どおりにいきましょう。
繰り返しになりますが、ツールやサービスの仕様、利用条件、料金などは変更されることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。

