画像生成AIのプロンプト例で学ぶテンプレ術|比率と品質ワード
画像生成AIでイメージを作ろうとしても、プロンプトの書き方が曖昧だと、雰囲気がブレたり、手や文字が崩れたりして困りますよね。うなずけます。さらに、プロンプト集を見ても「結局どこを変えればいいの?」となりがちで、Stable DiffusionやMidjourney、DALL-E系で同じ言葉を入れても結果が揺れるのもモヤっとしやすいポイントです。
この記事では、画像生成AIのプロンプト例をコピペで使える形にしつつ、テンプレート、コツ、高品質ワード、ネガティブプロンプト例、日本語と英語の使い分けまで、実務で再現しやすい形に整理します。呪文っぽく盛るのではなく、狙いどおりに寄せるための「順番」と「置き換えポイント」にフォーカスしていきます。
さらに、ロゴやアイコン、広告バナー、チラシ、プレゼン図解といった用途別に、Text to Imageの作り分けポイントも解説します。商用利用や著作権の注意点も押さえるので、安心して前に進めます。あなたの目的に合わせて、最短で“使える1枚”を作りにいきましょう。
- 用途別にそのまま使えるプロンプト例の作り方
- 迷子にならないプロンプトの型と順番
- 高品質を安定させるキーワードと解像度の考え方
- ネガティブプロンプトと商用利用の注意点
画像生成AIのプロンプト例を用途別に

ここでは、広告・印刷・資料作成など、目的がはっきりしている場面で強い「用途別のプロンプト例」をまとめます。まずはコピペして、角括弧の中だけ自分の目的に置き換えるのが最短です。ポイントは、いきなり細部を詰めるのではなく、用途に必要な“余白・比率・主役のサイズ感”を先に固定すること。ここを押さえるだけで、修正回数が目に見えて減ります。
広告バナー向けプロンプト例
広告バナーは「一瞬で伝わる構図」と「余白設計」が命です。ここ、気になりますよね。画像生成AIは文字を正確に描くのが苦手なことが多いので、背景・雰囲気・主役をAIで作り、文字入れは後工程(デザインツール)に分けると失敗が激減します。バナーで本当に大事なのは、かっこいい絵そのものよりも「コピーが置ける安全地帯」と「視線が流れる導線」です。
バナーで崩れやすいポイントと回避策
よくある失敗は、主役が画面いっぱいに来てしまって文字スペースが消えるパターンです。これを防ぐには、プロンプトの中に「余白を広め」「コピーを置くスペース」「中央に文字を置かない」など、レイアウト指示を入れておくのがコツです。もう一つは、背景の情報量が多すぎて読ませたい商品が埋もれること。背景は「clean background」「minimal」「soft bokeh」などで“控えめ”に寄せると安定しやすいです。
コピペ用:SNS広告バナー(横長)
[商品ジャンル]の広告バナー用ビジュアル、主役は[商品/人物]、背景は[季節/場所]、余白を広めに確保、視線誘導は左から右、ミニマルで清潔感、soft lighting、high contrast、photorealistic、studio quality、sharp focus、16:9“置き換える場所”の優先順位
置き換えで迷ったら、私は次の順で決めます。まず主役(商品か人物か)、次に背景(季節・場所)、最後に雰囲気(清潔感、上質、元気、かわいいなど)。これを固定してから、「構図」「画角」「照明」を微調整する方が、同じテイストで量産できます。逆に、品質ワードを最初に盛ると、肝心の訴求がブレたまま綺麗なだけの画像が出がちです。
バナーは「安全な余白」を作るのがコツです。プロンプトに余白を広め、コピーを置くスペース、中央に文字を置かないなどの指示を入れると安定します。さらに、背景を単純化したいなら「clean background」「minimal」「simple composition」も相性がいいです。
バナーでよく使う比率の目安
| 用途 | 比率例 | 狙い |
|---|---|---|
| SNS横長 | 16:9 | タイムラインで見切れにくい |
| SNS縦長 | 4:5 | 画面占有率が高い |
| 正方形 | 1:1 | 汎用で流用しやすい |
比率の扱いはツールやモデルで変わることがあります。数値はあくまで一般的な目安として、正確な設定は公式サイトをご確認ください。

もし人物の手や指が崩れやすいなら、後述のネガティブプロンプト例にある「bad hands」系を薄く足すか、人物を小さめにして主役を商品寄りにすると整いやすいです。加えて、人物を大きく見せたい場合は「upper body」「waist up」などを入れるより、“商品と人物の距離”や“構図”を指定した方が破綻が減ることも多いです。
ポスター・チラシのプロンプト例

印刷物は「縦構図」「情報量」「解像感」がポイントです。ただし解像度指定やDPIはツールによって扱いが違うため、数値はあくまで一般的な目安として考え、最終設定は各サービスの公式案内で確認してください。印刷用はとくに、画面で見るより“粗”が目立つので、最初から大きめの余白と単純な背景を用意しておくと、後工程での調整が楽になります。
チラシは「情報欄の余白」を先に確保
チラシで失敗しやすいのは、ビジュアルが全面に出てしまい、日時や場所を置くスペースが無くなるケースです。だから私は、生成の段階で「上部にタイトル余白」「下部に情報欄余白」を明示します。さらに、色の暴れを抑えたいなら「color paletteは[色]」のようにパレットを限定すると、作り直してもトーンが揃いやすいです。
コピペ用:イベントチラシ(縦)
イベント告知チラシのメインビジュアル、テーマは[イベント名/世界観]、縦構図、上部にタイトルを入れられる余白、中央に主役のビジュアル、下部に情報欄の余白、color paletteは[色]、cinematic lighting、highly detailed、clean background、poster design、vertical注意:画像内に日本語テキストを正確に描かせると崩れやすいです。タイトルや日時などの文字要素は、画像生成後に別ツールで重ねる運用が安定します。
印刷を前提にした“質感”の作り方
印刷物は、写実でもイラストでも「質感」が効きます。紙っぽい風合いなら「paper texture」「matte」「grain」を薄く足す、光沢感なら「glossy」「specular highlights」を足す、といった具合に“質感の方向”を一つ決めるとブレません。逆に、質感ワードを複数混ぜると、素材感がごちゃついて安っぽく見えることがあるので、まずは1種類だけが安全です。
チラシ用ビジュアルは、主役をセンターに置きつつも、上と下に情報を置ける空間を作るのが鉄板です。背景は盛りすぎず、読ませたい情報の邪魔をしない方向でまとめると、実務で使える確率が上がります。

また、ロゴや注意書き、QRコードなどは後から載せる前提で「置き場」を確保しておくと、結果的に作り直しが減ります。ここまでやっても「ちょっと読みにくいかも」と感じたら、最終的な判断は専門家にご相談ください。
プレゼン図解のプロンプト例
プレゼン用の図解は、写実よりも「フラット」「単純」「アイコン化」が相性抜群です。情報が多いほど崩れやすいので、まずは要素を3〜5個に絞るのが鉄則です。あなたも感じているかもしれませんが、AIに一発で“綺麗で正しい図”を描かせようとすると、だいたい文字が崩れるか、関係性がズレます。なので私は、絵はAI、テキストと整列はスライド側と割り切って設計します。
図解は「関係性」を言語化すると強い
フロー図なら「3ステップ」「左から右」「矢印」「階層構造なら上から下」など、関係性のルールを入れます。さらに「readable layout」「clean lines」「simple icons」を入れると、線が太りすぎたり、無駄な装飾が増えるのを抑えやすいです。図解は“引き算”が勝ちなので、盛りたい気持ちをちょっと抑えるのがコツです。
コピペ用:フロー図(フラットデザイン)
プレゼン資料用の図解、[テーマ]のフローを3ステップで表現、flat design、minimal、simple icons、white background、pastel accent、clean lines、infographic style、readable layout、no text図解が“それっぽくなる”追加ワード
一気に資料っぽくしたいなら「vector style」「icon set」「grid layout」を追加するのが効きます。逆に、写実系のワード(photorealisticなど)を入れると、線が不自然にリアル寄りになって、図解の良さが消えることがあります。プレゼンは“読みやすさが正義”なので、見た目が少し素朴でも整列している方が評価されやすいです。
図解は「no text」を入れておくと、謎文字やウォーターマークが乗りにくくなります。文章は後からスライド側で入れる方が、見た目も修正も楽です。もし記号が混ざるなら、ネガティブに「text」「watermark」を足すと改善することがあります。

図解の生成は、ツールのアップデートで出力傾向が変わることがあります。正確な仕様は公式サイトをご確認ください。社外向け資料など重要な用途では、最終的な判断は専門家にご相談ください。
アイコン・イラストのプロンプト例

アイコンは「中心配置」「背景を単色」「輪郭をはっきり」が安定します。透過背景を直接出せるかはツール次第なので、まずは白背景で生成し、必要なら背景除去で整えるのがおすすめです。ここが地味に大事で、透過が上手くいかないと、せっかく作ったアイコンが実運用で使いにくくなります。私は最初から「white background」「centered」「simple outline」で作っておいて、最後に使う場所(SNS、Web、スライド)に合わせて整えます。
シリーズ化するなら「固定する言葉」を決める
アイコンは1枚だけならなんとかなりますが、5個、10個と増やすと統一感が崩れがちです。統一感を出すコツは、スタイルに関する言葉を毎回固定すること。たとえば「flat color」「minimal shading」「clean outline」を固定して、モチーフだけを差し替えると、シリーズとしてまとまりやすいです。逆に、毎回「かわいい」「おしゃれ」「シンプル」だけで作ると、AIが解釈を変えてしまってバラつきます。
コピペ用:SNSアイコン(ゆるめ)
SNSアイコン用のイラスト、[モチーフ]、centered、simple outline、flat color、cute、minimal shading、white background、round composition、high qualityモチーフ指定のコツ(抽象→具体の順)
「猫」だけだと種類がブレるので、「丸っこい猫」「シンプルな黒猫」「眠そうな猫」など、抽象→具体の順で追加します。さらに色を固定したいなら「monochrome」や「two-tone」を入れると管理が楽です。SNSの小さい表示で潰れやすいので、細かい模様や細線は避け、「bold outline」や「simple shape」で勝ちにいく方が実務向きです。
アニメ寄り・リアル寄りなどのテイストは、style(例:anime style / watercolor / pixel art)を一語で固定すると、シリーズ物の統一感が出ます。加えて「same style」「consistent style」を入れると、揺れが小さくなることもあります。

透過が必要な場合は、生成後に背景除去ツールで仕上げると安定します。ツールごとに対応が違うので、正確な情報は公式サイトをご確認ください。
ロゴ作成のプロンプト例
ロゴは「商標リスク」と「模倣リスク」に気を配る必要があります。画像生成AIは既存ロゴの影響を受けたような出力が混ざる可能性もあるので、私はロゴの最終確定ではなく、方向性のラフ案として使い、最終は人のチェックと整形(できればベクター化)を前提にします。ここ、軽く見られがちですが、ロゴは“使い始めた後”の影響が大きいので、慎重にいきたいところです。
ロゴは「文字なし」で作って、後で整える
文字は崩れやすいし、ロゴタイプ(文字ロゴ)は微妙なカーニングや線幅調整が必要です。なので最初は「no text」「vector style」「geometric」「clean negative space」で“マーク案”を作り、方向性が決まったらデザイナーや制作担当が整える流れが安全です。どうしても文字を入れたい場合でも、いきなり企業名を入れるより、仮の短い英単語にして形だけ確認するなど、リスクを分散させる方が安心です。
コピペ用:ミニマルロゴ(文字なし)
ミニマルなロゴマーク、モチーフは[業種/象徴]、geometric、simple、monochrome、vector style、flat、clean negative space、no text、no watermark企業名や固有ブランド名、既存キャラクターに寄せた指示は避け、抽象度の高い「モチーフ」で設計する方が安全です。
実務での“安全な使い方”チェック
私はロゴ案を作ったら、最低限この3つをチェックします。まず「既視感がないか」を人の目で確認。次に「同業他社っぽくないか」をざっくり検索。最後に「使う媒体(Web、印刷、アプリアイコン)で潰れないか」を縮小して確認。AIの出力は見た目が綺麗でも、縮小すると破綻が出ることがあるので、ここはやっておくと後が楽です。

ロゴは“完成品”として使うより、方向性を可視化するラフとして使うと事故が少ないです。
画像生成AIのプロンプト例で学ぶコツ

ここからは、画像生成AIのプロンプト例を「使い捨て」で終わらせず、あなたの型として蓄積するためのコツを整理します。テンプレ化と検証順序を決めるだけで、再現性が一気に上がります。コピペで当てる→少し直す→また別の用途に流用する、というループが回り始めると、画像生成は一気に“作業”になります。
プロンプトの書き方テンプレ
プロンプトは長くするほど良いわけではありません。私はまず短い土台を作り、要素を足していく順番を固定します。基本の型はこの3段です。ここを決めておくと、Stable DiffusionでもMidjourneyでもDALL-E系でも、考えることが減ってスピードが上がります。
まずは「主役→世界観→画作り」を固定
主役が曖昧だと全部が曖昧になります。だから最初に「何を描くか」を強く固定します。次に世界観(場所、季節、雰囲気)で方向性を固めて、最後に画作り(構図、画角、照明、スタイル)で品質を整えます。これを逆にすると、綺麗だけど意図と違う画像が量産されることがあります。
プロンプトの型(覚える順番)
| 要素 | 例 | 狙い |
|---|---|---|
| 主役 | [人物/商品/モチーフ] | 何を描くかを固定 |
| 世界観 | [場所/季節/雰囲気] | ぶれやすい部分を抑える |
| 画作り | lighting / composition / style | 品質と統一感を上げる |
検証の手順を決めると“沼”に落ちにくい
プロンプトが上手くいかないとき、全部を一気に変えると原因が分からなくなります。私は「主役は固定」「背景だけ変える」「照明だけ変える」みたいに、1回に1つだけ変更して検証します。たとえば人物が崩れるなら、背景を変えるより先に「画角」「距離感」「ポーズの単純化」を触るべきだったりします。
コピペ用:汎用テンプレ
[主役]、[場所/背景]、[雰囲気]、[構図]、[画角]、[スタイル]、lighting: [照明]、color palette: [色]、high quality、sharp focusテンプレは「完成形」より「育てる前提」で作るのがおすすめです。まず短く、次に安定、最後に盛る。この順番だと破綻しにくいですよ。

より細かく学びたい場合は、プロンプトの順番やカテゴリ分けを深掘りした解説も参考になります。
高品質キーワードと解像度

高品質にしたいときは、闇雲に「8k」などを盛るより、破綻しにくい品質ワードと用途に合った比率を先に固めるのが安定です。解像度やアップスケール機能の有無はツールごとに違うので、数値は目安として扱ってください。あなたが「綺麗にしたいのに、なぜか雑になる…」と感じるとしたら、たぶん品質ワードより先に、構図や主役のサイズ感が揺れている可能性が高いです。
品質は「ディテール」より「破綻の少なさ」を優先
いきなり細部の描写を求めると、手や目、輪郭の崩れが目立ちやすくなります。だから私は、まず「clean」「sharp」「studio quality」などで全体の破綻を減らしてから、「highly detailed」を足す順番にします。イラスト系なら「clean lines」「flat color」を先に入れて、ディテールは後回しの方が安定しやすいです。
- 写実寄り:photorealistic / studio quality / sharp focus
- イラスト寄り:clean lines / flat color / detailed illustration
- 図解寄り:infographic style / minimal / simple icons
- 印刷物寄り:highly detailed / clean background / poster design
比率を固定すると、品質が“安定して見える”
比率の考え方だけ先に決めると迷いません。例えば、バナーは横長(16:9など)、チラシは縦長、アイコンは正方形、というように「器」を固定してから中身を作ると、調整が速くなります。比率が揺れると、同じプロンプトでも構図が変わって、結果的に品質が落ちたように見えることがあるんですよね。
用途別:比率と設計の目安
| 用途 | 比率例 | 設計のコツ |
|---|---|---|
| 広告バナー | 16:9 / 4:5 | コピー用の余白を先に確保 |
| チラシ | 縦長 | 上下に情報欄を残す |
| アイコン | 1:1 | 中心配置、輪郭を太めに |
| 図解 | 16:9 | 要素数を絞り、no text運用 |
比率や解像度の最適値はツールの更新で変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。

解像度については、最初から高解像の一発を狙うより、まず低コストで方向性を固めてから、最後にアップスケールや高解像生成で仕上げる方が、作業としても安定します。費用やクレジット消費が絡む場合は、特にこの順番がおすすめです(数値やコストはあくまで一般的な目安です)。
ネガティブプロンプトの例
ネガティブプロンプトは「強いほど正義」ではありません。私は品質、崩れ、不要要素の3カテゴリに分け、必要なものだけを薄く足します。入れすぎると、逆にのっぺりしたり、狙いが弱くなったりします。ここ、地味だけど効きます。
ネガティブは“削りたいもの”を言語化する作業
まずは「ぼやける」「ノイズが乗る」「ウォーターマークが出る」「文字が混ざる」といった、困っている症状を列挙します。次に、それに対応する単語だけを入れる。これだけで十分なことが多いです。最初から人物崩れ系(bad handsなど)を全部入れると、表現の自由度まで削れてしまうことがあります。
コピペ用:まずは軽め(汎用)
low quality, worst quality, blurry, noise, jpeg artifacts, watermark, text人物があるときだけ“部分的に”足す
人物は崩れやすいので、必要なときだけ追加します。特に手指は破綻しやすいので、困ったときにだけ「bad hands」系を入れるくらいがちょうどいいです。それでも直らない場合は、ネガティブを強くするより、ポーズを単純にする・手が見えにくい構図にする方が効くこともあります。
崩れ対策(人物がある時だけ追加)
bad hands, bad anatomy, extra fingers, missing fingers, deformed, poorly drawn face用途別に“不要要素”を変えると安定する
ロゴや図解では「watermark, text」を入れておくと、余計な文字が混ざりにくくなります。広告バナーなら、背景に余計な物が増えやすいので「clutter」を入れるのも手です。逆にイラストで雰囲気を出したいときに「noise」を強く入れすぎると、質感まで消えてしまうことがあるので、用途に合わせて使い分けます。
ロゴや図解では「watermark, text」を入れておくと、余計な文字が混ざりにくくなります。用途によってネガティブは変えるのがコツです。入れすぎたと感じたら、一度“軽め”に戻すと整い直すことがあります。

ネガティブのテンプレや入れ方を体系的に整理したい場合は、こちらも役に立ちます。
商用利用と著作権の注意点

商用利用は、結論だけ言うと「OKな場合も多い」一方で、利用規約、権利侵害、実在人物、商標の4点で事故が起きやすいです。特にロゴ用途や広告用途は、運用側の責任が重くなりがちなので、私は次の手順でリスクを落とします。ここ、後回しにすると本当に痛い目を見やすいので、最初に型として持っておくのがおすすめです。
まずは「規約」と「出どころ」を確認する
画像生成AIは、ツールごとに商用利用の範囲やライセンスの扱いが違います。さらに同じツールでも、プランやモデルで条件が変わることがあります。なので私は、制作前に「そのツールの利用規約」「生成物の権利の扱い」「禁止事項(実在人物、ブランド、特定作品の模倣など)」をざっと確認します。正確な情報は公式サイトをご確認ください。
著作権の論点は“生成”より“使い方”で燃えやすい
実務で問題になりやすいのは、生成したこと自体よりも、その画像を広告・販売・配布に使ったときの影響です。たとえば「特定の作品やキャラクターに似ている」と判断されると、意図していなくてもトラブルになり得ます。だから私は、プロンプトで固有名詞や作品名を避け、抽象度の高いモチーフに寄せます。さらに、納品前に類似画像検索を挟むなど、“人のチェック”を前提に運用します。
- 生成に使ったサービスの利用規約・ライセンスを確認する
- 既存作品・実在人物・商標に寄せた指示を避ける
- 不安がある場合は、類似画像検索や社内チェックを挟む
- 最終成果物は人の目で検品し、必要なら専門家に相談する
一次情報で押さえるならここ
生成AIと著作権の考え方は、状況や事例で見え方が変わるので、ざっくり解説だけで判断しないのが安全です。判断の土台として、まず一次情報に当たっておくと、社内説明もしやすくなります。
(出典:文化庁「AIと著作権に関する考え方について」(令和6年3月15日))

また、安全フィルターや制限に関する考え方(実在人物やセンシティブ判定など)も、画像生成の運用では無視できません。安全に進める視点を押さえるなら、次の整理も参考になります。
画像生成AIのプロンプト例まとめ
画像生成AIのプロンプト例は、コピペで一度当てるだけではなく、用途→比率→土台→微調整の順で型にすると、再現性が一気に上がります。ここまで読んだあなたなら、もう「何から変えればいいか分からない」で止まりにくいはずです。あとは、あなたの用途に合わせて“置き換えポイント”を育てていくだけです。
迷ったら、この順番で戻る
出力が崩れたときほど、品質ワードを盛りがちなんですが、私はいったん落ち着いて「用途」「比率」「余白」「主役」を見直します。ここが整うと、同じプロンプトでも急に良くなることがよくあります。逆に、ここが曖昧だと、どれだけ高品質ワードを足しても“方向性が違う綺麗な画像”が出てしまいがちです。
- 用途を決めて、必要な余白と構図を言語化する
- 短いプロンプトで土台を作り、要素は後から足す
- 高品質ワードは目的別に固定し、盛りすぎない
- ネガティブは「必要な時だけ、必要な分だけ」
あなた用の“テンプレ資産”を作るコツ
最後に、実務で効く小ワザを置いておきます。よく使う用途ごとに「固定ワード(スタイル・照明・構図)」と「置換ワード(主役・背景・色)」を分けてメモしておくと、次回からほぼコピペで回せます。テンプレが増えるほど、画像生成は“偶然の当たり待ち”から“再現できる制作”に変わっていきますよ。
仕様や最適な設定はツールやモデルの更新で変わることがあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。運用上の不安が残る場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
